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2005/11/12(土)
ライトアップの紅葉狩り
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長瀞にある月の石公園で、今日からライトアップだとのこと。 土曜出勤な殿が「熊谷で待ち合わせて、見に行かないか?」と。 今日は結婚記念日ですから、うっふっふ。デートです。
日中は暖かな日でしたが、5時過ぎに出かけようとすると、袴に羽織を羽織っていても、「問題はないが、寒いかな」と。 長瀞はここよりも山で、時間も遅くなりますから、寒い筈。 というわけで、家に戻って、マントを羽織りました。
秩父線は帰宅時刻なので、サラリーマンや学生が、結構乗っています。しかも、なかなか人数が減りません。随分と遠くから熊谷まで来ているようです。
秩父線は今でも秩父地方のセメント貨物の収益の方が多い稀有な路線で、余り顧客の方面の収益が上がっていないせいか、駅舎は古いままの木造。中には「明治時代に開業したままの駅舎」なんてのもあります。崩れるわけでもないので、古くてもいいです。 逆に、なんかノスタルジー。
会場の最寄り駅である上長瀞駅に降りると、他の下車乗客はなく、駅前は、真っ暗。観光掲示板らしきものすら、街路灯もないので暗くて見えません。昼日中なら、観光客目当ての食堂やみやげ物屋も既に戸を閉めています。 「ホントにやってるのかな?」 なんだか心配になってきます。 しばらくいくと、右手は荒川となり、せせらぎの音が聞こえてきます。昼なら「涼しげ」ともいえるのでしょうけど、真っ暗な中で、ごうごうという音が聞こえるのは、なかなか荒涼としています。「源氏物語」で明石の上が、上京してきて最初に落ち着く先が「大堰川のほとり」とのことで「川の流れの音がごうごうと恐ろしく」とあります。平安時代の当時の嵐山の辺なら、この辺と同じように真っ暗でシンとしてた筈。こんな感じだったんでしょう。 灯りが見えてきました。が、オートキャンプ場。休日を利用してきている家族連れが、バーベキューをしている灯りでした。
更に進むと、林の中がぼぅと光っています。 それが会場でした。 「飲み物や食べ物もある」という話でしたが、いや、嘘じゃありませんでしたよ。自治会自営のテントでおでん、うどん、炭火焼きの焼き魚に暖めたカップ酒、ビールにコーヒーとありましたから。屋台を連想してたのでね。 今年は京都の紅葉も遅いとニュースで報じていましたが、こちらも同様に、まだ2本程がやっと朽葉色に色づいた程度。 知名度が低いからか、今日からだからか、まだ人は少ないです。 13日の朝のニュースで報じてました。少しは増えるかな。
で、爆笑に「お財布が軽かった」のです。お互いに「相手が持ってるだろう」と。秩父線でここまで来ると780円もかかるので、残りは大してなかったんです。 焼き魚におでん、串こんにゃく、カップ酒1つで限度でした。 なんか、今殿がハマってる「昭和30年代」の夫婦みたいで。
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