|
2004/09/09(木)
重陽の節句
|
|
|
本日は、重陽の節句です。菊の節句とも言いますね。 前の晩に菊に「きせ綿」といって花に綿をかぶせておき、これについた朝露を使って身をぬぐったり、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んだりします。 「陽」というのは奇数のこと。奇数月の月と同じ日にお節句があります。だから3月3日の上巳の節句(桃の節句)も5月5日の端午の節句(菖蒲の節句)も7月7日の七夕(しちせき)(笹の節句)も全て「重陽」なのですが、9月だけ、こう呼びます。 陽の数字の一番大きいのが9ですから、これが一番縁起の良いお節句なのだと。
「10日の菊」という言葉があります。お節句は9日なので、10日に菊がきても意味がないわけで、そういう「遅れてきて意味のないもの」を差します。 昨今では「25日のクリスマスケーキ」という言い方もあります。(でも、本当はイエス様のお誕生日は25日なので、ケーキは25日に食べるものなんですけどね。自分の誕生日の前日にケーキ食べる人っていないでしょ?)
|
|
|