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2004/09/02(木)
リサイクル着物の着方
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リサイクル着物はだいたい「並寸」と呼ばれるサイズに作られています。身長150cm位が想定ですね。 でも、これ以上の身長の人が当時、いなかったわけではありません。これ以上の場合は「そんな男みたいなサイズ、仕立に言えやしない」とやっぱり並寸に仕立てたそうです。
というわけで、ノッポは着付けと居住まいで対応するんです。
まずするのが「襦袢の準備」、襦袢の袖が見えたりしてはおかしいので並寸用の襦袢を揃えます。仕立上がりでもあるので大丈夫。 次に着方。 まず身丈の方。着付け教室だとウェスト位置位にお端折りの紐を結ぶと思うのですが、これを、腰骨の位置まで下げられます。どれくらいにするかといえば、適当なお端折りのとれる位置。
裄は居住まいで対応します。サイズぴったりの着物でも手を下に下げれば、腕は10cm位見えるのが普通。基本は曲げて胸元あたりに手を置くのが基本です。 このときにちょっと袖を引いて手首の位置まで袖を引いておきます。腕は袖の通りでなく、袂の中に入ってしまうわけ。
私は身長168cmで仕立用の裄は1尺8寸5分(約70cm)すが、この着方だと、1尺6寸(約60cm)の着物まで着られます。
あと、一番簡単な身丈対応は「袴を穿く」こと。袴下の着物は膝丈位に着付けるので短い着物の方が便利なのです。
また、家用なら男みたいに「つい丈」で着る、もあり。お端折りつくらないだけで、すごーく着易いんです。帯も男帯か半幅帯の惜しくないものを半分に折って締めて。
というわけで、ま、色々と対応する方法はあります。
写真は既製の化繊絽。こういう抱えるバッグにすると自然に。
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