優妃 讃良の着物についておもうこと
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2004/09/17(金) 着物の初期投資額
今日は着物の初期投資の金額について。

着物を何にも持っていない人が、着物に手を出すときに、一番最初の壁が「最初に揃えるもの」の額。
洋服ならば、当然に揃えている「下着類」や「小間物類」が着物の場合は一切別のものなので、これらを全て揃えなくてはいけないからです。
アンティーク屋さんで気に入った着物をリーズナブルに見つけたとか、化繊でもいいのを見つけた、といっても、それだけでは済まないわけです。
「旅先で着物を着てみませんか?」なんて催しがあって「着物は無料でお貸しします」なんて垂涎のものでも「肌着、足袋はご持参下さい」なんてのは普通のお話。

さて、では一体いくらぐらいするものなのでしょうか?
足袋 通常の木綿製だと2500円から3500円くらい
「足袋カバー」などと言われている化繊製でも1000円位
肌襦袢 ガーゼ地や晒(サラシ)地で2500円位
腰巻 「裾除け」という言い方もあります。3000円位
襦袢 長襦袢もしくは二部式でどちらも化繊は1万円位

ここまでが下着類。次が小物です。
腰紐 襦袢に1本、着物に1本の最低2本。
補助紐や、伊達締めの下にも結ぶにはあと2本位は必要。
3本で千円位の廉価品が通常的に入手できます。
伊達締め マジック式、袋縫い、博多織など。千円位から
帯板 千円くらいから。

他にお太鼓結びなど名古屋帯や袋帯を結ぶには「帯枕」が必要。このときは、枕留め 帯揚げ 帯締めも必要。枕留めは300円くらい、揚げと締めはセットで5千円位。

そして、忘れてはいけない草履も。5千円位から。

「着物」と「帯」以外にもこれだけかかるわけです。

無料着付け教室によっては、便利グッズの「コーリンベルト」だとか、枕留めが帯をとめられる「帯はさみ」だとか、更に着付け地に襟を止めておく「着物クリップ」だのと、数々の「小物類」が要求されてきます。

「着物着てみようかな」なんて気分がそのまま、10億光年のかなたに飛んでしまうでしょう。

でも、着慣れている人はこんな「高価」^^) な小物類は使いません。
セールをチェックしていると、小物類は「目玉商品」として出るからです。「着物市」「リサイクル品処分市」など、意外と着物のセールはあるんです。そういうときなら、足袋、肌襦袢、腰巻、腰紐3本セット、伊達締め、帯枕、帯板、枕留めなどは500円とか千円で出ます。腰紐も1本100円とか50円で出ます。
化繊の二部式なら3000円、長襦袢も5000円位で出ます。
こういうときには、帯揚げや帯締めも千円位で出ることももあります。

また、恒常的に安い小物を扱っている店もあります。
一つは「舞妓さん御用達店」京都の祇園などにあります。普段も着物を着ている舞妓さん芸妓さん用には帯揚げや帯締めも安い手軽なものを扱う店があるのです。上等なものでも凝ったものでもありませんが、ちゃんと正絹。普段遣いには十分です。
また、リサイクル屋さんも安い小物を常備しています。いくら着物が安くても、小物は中古では出ませんから。
ネットや通販を検索すれば、もうこれはキリなく安いものが入手可能。

着慣れてくるともっと廉価に走るようになります。
着物小物でなくとダメなもの以外を洋服系で調達するんです。
まず、肌襦袢。男物の夏のクレープ地の前開き式は肌襦袢にうってつけ。U首のクレープ地、麻地も襟開き十分です。
夏の股ズレ防止には「下穿き」というものを使うのですが、女性下着のフレア・パンティが代用できます。また、男性用のクレープ地ステテコだともっと安く買えます。
男性下着の場合だと2枚組で500円位。着物下着に比べて破格値です。夏は毎日洗濯しますので、枚数がかさむので常時着物の人間にはこれ位安くなくては。でもクレープ地は夏だけの販売品。


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