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2004/08/26(木)
春のひとえ、秋のひとえ
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夏ももう終わりになりますね。まもなく、薄物の季節が終わって、単衣の季節になります。 単衣の季節は春から夏になる間と、夏から秋になる間との2つの期間がありますが、洋服もそうですが、厚みは同じものですが、春モノと秋モノは厳密には異なります。 春モノは夏に向かうため、白っぽい、もしくは鮮やかな若葉や薄紅色が主体になります。 一方、秋モノは寒くなる方向ですから、温かみのある色が主体になります。 でも、洋服でもきちんと春モノと秋モノをきちんと分けて揃える人もいますが、そんな余裕もない人もいます。 洋服ならどうするかわかりますよね。春モノも秋モノもおんなじのを着るわけです。 但し、余りバレバレに季節の判るような柄や色合わせは避けます。買うときに、どっちにも偏らない色柄にしておくと楽です。 着物でも、季節のわかる写実的な柄は避け、江戸小紋や有職紋など抽象的で季節に関わらない柄を選ぶと良いです。同じ植物柄でも紋様化されたものは大丈夫ですが、これは個人的にこだわる人は、これも着ないことがあります。 夏の浴衣の桜柄や梅柄は個人的にはダメです。袷の向日葵柄もダメです。 紫陽花や紅葉は紋様化されていれば、季節にこだわらないといいますが、私はダメです。特に赤地の紅葉や、紅葉自体が赤いモノはダメです。青紅葉はいいんですが。
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