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2004/08/20(金)
J9って知ってるかい
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毎日暑いです。今日は炎天下の中にも風は涼しい。やはりもう秋の風なんでしょうか。 庭の虫も元気に鳴くようになりました。
って、今日は昔の話を J9ってしっていますか?TV番組名では「銀河旋風ブライガー」でした。テレビ東京とテレビ大阪でしか放映しなかったので、リアルタイムで見ている人は結構少ないです。 でも、地方局での再放送が意外に多かった番組でもありました。 「銀河烈風バクシンガー」と「銀河疾風サスライガー」の3部作をまとめて「J9シリーズ」と呼びました。 視聴率の割りには同人誌人口は多く、なにわあいさんJETさんを始め当時の上手な作家さんが多く参加していました。 マンガ家の山田ミネコさんなどもファンでした。 ロボットアニメだというのに、ファンは女性の方が多かったのも不思議な作品。 そして、この作品を見て、自分の行き方を変えた人が多かったというのも特異な。特定のアニメ見て、行き方変えたり、一生を決めちゃったりしたなんて作品どれだけあるのでしょうね。
視聴率のワリにLDが出てくれたのには涙が出るほど嬉しかったですが、気がつけばDVDにもなったのだとか。
着物好きな人とJ9ファンは似ているかも。好きな人にとっては至上のものなんですが、その存在を知らない人がいたり、「どこがいいの?」と言われたりするところが。 1話1話見せても、その価値を理解させることはできません。 不思議と「単なるロボットアニメ」でしかない。しかも「制作費の少なさがバレバレの作品」で。 ファンはその後にある製作者が伝えたかったことを、受け取ってしまったのかも。青春のムチャクチャさと、「社会」にとって、自分は所詮は小さなものでしかないこと。しかし、その中でも、自分のしたいことをしっかりもって、生き抜くこと。
ブライガーは巨大悪の組織、ヌビア・コネクションに破れ、バクシンガーは 新撰組」がモデルだけあって、当然の結末に。サスライガーはさすがに「勝利」しますが、たかが「太陽系一周」に勝った程度であって、悪のシンジゲートをぶっつぶしたわけではない。やっぱりシンジゲートの方が大きいんです。
現実と似ていますよね。いくら、あがいたって、個人は世を変えることなんてできません。でも、その中で、自分のすることを一生懸命やって、それで悔いない一生であれば。 今の若い人は、こういう状況で、「どーせ、やったって」とはっきりした未来を持たないようだけど、J9のこと感じてくれるといいな。
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