優妃 讃良の着物についておもうこと
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2004/08/31(火) 夏休みの宿題
数日間の冷夏が台風一過でいきなり34度はないんじゃない?
夜も久々にクーラーつけました。

これは夏休みの宿題のパペット姫。
下から手が入るようになっていますが、装束のかさの関係で自立しています。

木綿製で見えるところだけ袷仕立てにしていますが、ちゃんと一枚一枚別になります。唐衣だけ雛用の二倍織物。
縫ったのではなく、縫い代に糊したもの。案外マモトに。

長袴 緋
単衣 蘇芳
五衣 青紅葉(青 薄青 黄 朽葉 赤)
打衣 濃色
表着 白菊(表白、裏青)
唐衣 黄菊(表白、裏黄)
裳  白

2004/08/30(月) 歳がばれる
古い話題が出て「それ、知ってる」などと言うと「歳がばれる」なんて話をよくします。
でも、地方によって触れられる時期が違ったりするので、必ずしも同じじゃなかったりもするんですけどね。
また小さい頃のことは全然覚えていない人や」2つ3つの頃のことでも結構覚えている人もいます。
「SLが走ってた」というと随分と昔のように聞こえますが、東北や北海道はかなり遅く迄走っていたので、40代位の東北出身者なら「SLで通学」なんてのは、事実だったりします。
また、最近はあちこちでイベント列車として走っているので、いっそ昨今のチビっ子達も経験者もいたりして。

着物。これも私の子供の頃は家によって随分差異のでてきてた時期でした。隣に、常に大島クラスを着る上品なおばあ様がいるかと思えば、七五三にも着物を着ない家もあり。
ガラス扉の向こうの高そうな呉服屋の他に敷居の低そうな、太物中心な間口の広い呉服屋さんもあり、小間物屋に草履屋に下駄屋なんて専門の店があったり。
今、同じ商店街には綺麗さっぱりこれらの店が消えてしまいました。(ガラス扉の呉服屋は意外にも現存)
こんなの「覚えている」というと「歳がばれる」というのでしょうか?他の土地ではいつ頃、着物系のお店が消えてしまったんでしょうね。

私は2,3歳の頃のことも覚えているし、大学時代迄アニメのファンだったりするので、結構年齢不詳な人間です。
ウルトラQとサリーちゃんとJ9と迄を「懐かしい」と言える広さ。

今、娘は浴衣で寝てたりしますが、将来的には一般的になるでしょうか?それとも40歳位、上に見られてしまうのかな?

2004/08/29(日) 雨で寒いと
台風のせいなんでしょうか。
そう思うには、寂しげにシトシトの雨です。
ぐーっと冷えてきて、タオルケットでも暑かった寝床は羽毛布団が歓迎されて。さすがの娘も薄掛けをかけて。

こんな日の着物は憂鬱。正絹は着ないにしても、裾まである着物は化繊でも濡れてしまうので、難儀です。雨草履は蒸れるし。

という日なのに、家の中では安物浴衣を下着だけで着ている始末。お姫さんは袖無し着物に短パン(寒くないんでしょうか)

2004/08/26(木) 春のひとえ、秋のひとえ
夏ももう終わりになりますね。まもなく、薄物の季節が終わって、単衣の季節になります。
単衣の季節は春から夏になる間と、夏から秋になる間との2つの期間がありますが、洋服もそうですが、厚みは同じものですが、春モノと秋モノは厳密には異なります。
春モノは夏に向かうため、白っぽい、もしくは鮮やかな若葉や薄紅色が主体になります。
一方、秋モノは寒くなる方向ですから、温かみのある色が主体になります。
でも、洋服でもきちんと春モノと秋モノをきちんと分けて揃える人もいますが、そんな余裕もない人もいます。
洋服ならどうするかわかりますよね。春モノも秋モノもおんなじのを着るわけです。
但し、余りバレバレに季節の判るような柄や色合わせは避けます。買うときに、どっちにも偏らない色柄にしておくと楽です。
着物でも、季節のわかる写実的な柄は避け、江戸小紋や有職紋など抽象的で季節に関わらない柄を選ぶと良いです。同じ植物柄でも紋様化されたものは大丈夫ですが、これは個人的にこだわる人は、これも着ないことがあります。
夏の浴衣の桜柄や梅柄は個人的にはダメです。袷の向日葵柄もダメです。
紫陽花や紅葉は紋様化されていれば、季節にこだわらないといいますが、私はダメです。特に赤地の紅葉や、紅葉自体が赤いモノはダメです。青紅葉はいいんですが。

2004/08/25(水) ウチはウチ ヨソはヨソ
ここのところ、涼しい気候が続きます。
やはり、秋なんでしょうか。

「トリビア」で「子供を叱るときに一番多い文言は?」というのをやっていました。
ベスト3に入ったキマリ文句が
「そんな子に育てたつもりはない」
いくら「つもり」でも、子供ななんてそうそう「つもり」通りには育たないですけどねぇ。「言う『通り』には育たないが、する『通り』には育つ」って言った人がいるんですが、この言葉好きです。親のやってる通りには、子供って結構するもんです。

「ウチはウチ ヨソはヨソ」
これが一番多いんだそうです。これの前の子供の言葉が「xxちゃんちだって・・・」って言葉でないと、この叱り言葉は出ないと思うので、子供が他家と比べて、親がそれを否定するってパターンかと。でも、上の叱り言葉の元から考えると、親が人様んちと比べてたり、「人並みな」なんて、比べてるから、子供もそんな言い訳するんじゃないかと。

「私の子供の頃はxxxだった」
自分の子供時代は品行方正だったんでしょうか。
ダメだったところは棚に上げておくと、効果ないと思う次第。

「アンタのために言ってるのよ」
わざわざ、こう言わないとダメだというあたり、叱られている当人はその意図に無頓着のようです。

子供に聞いたところ、私が言う一番多い言葉は
「いつまで、xxxやってるの!」
だそうです。
怒るといえば、ネット・サーフィンずるずるやってるとか、宿題しないでマンガ読んでいるときとかなので、こういう言葉になる次第。
子供から見ても「あんまり怒らないし」と。

トリビアで出てきた叱り言葉はうちでは出ません。
元から「人と比べない」って主義なので、「誰が持ってるから」とか「他の子も出来なかったから」って発想がないんです。
「つもり」通りに育たないと思ってるから、この言葉は言わない。「どーして、こうなったんだろうか?」なんてつぶやくと、ヘラヘラ笑いが返ってきます。叱る気で言ってないので、これ以上の応酬はしないんですが、気分によって、「のしかかり攻撃」をしたりします(親が)。
親として、よく言ってるを思う言葉は「xxxしたかったら、xxxせい!」とか「別にいいけどね。出来なくて困るの アンタだし」とか。着物を畳まないでしわくちゃのを着る羽目になるのも当人だし、中高一貫校に入りたいから受験勉強してるのにサボちゃってると落ちるのも当人なんだし。結構よく使うんですが、当人はすぐにわかっちゃうので、「叱り言葉」としては覚えていないようです。
子供曰く「丁寧な言葉とボソっという言葉が要注意」だそうな。
また、「xxさん」とさん付けで始まる言葉は一番危ないと。

2004/08/24(火) うこん染め
お洗濯をしました。
ウコン染めの着物包みを一緒に洗濯しました。

たら

まぁ、見事なレモン色に染まってしまいました。
男物の下着のシャツもステテコもタオルも、腰巻も、肌襦袢も。

天然染料だからか、化繊は全く染まりません。
だから、足袋カバーはコハゼの糸と裏地だけ。絽の腰巻は腰の木綿部分と紐だけがレモン色。

白でなかったモノはレモンがかかって、
ピンクのタオルはサーモン・ピンク
色の褪めかけた抹茶色のシャツは若干明るめの萌黄色

当のウコンの包み布は全然褪めた様子もなく。

以前、紅絹を一緒に洗って、きれいなピンクに染めちゃったこともあったんですが、またやってしまいました。

本物は色が出るんですョ
気をつけましょう。

2004/08/23(月) 紗でも涼しい 秋の気配
夜来の雨のおかげで、いきなり涼しくなりました。
こんなに急に涼しくなってしまうと困ったりもします。
今日は通院の日なので、そこそこまともな格好がいるし。
絽では寒そうなので、紗紬にしてみました。下ももちろん、きっちりきて。これでもちょっと涼しい位。
まるっきりの曇天のいつでも雨の落ちてきそうな空の下。

松葉の袴に薄紅の紗紬。素足に下駄でしたが、足袋履いた方がよかったかも、足元が涼しいです。

2004/08/22(日) 懐かしいものは
最近、「昭和のXXX」といった本やテーマパークがあります。
多くの人は「懐かし〜い!」とウットリしてしまうようで。
でも、私はピンときません。私の知っている「あの頃」とは違うので。まぁ、日本全国どこでも同じわけはないので、それはしかたがないんですけどね。

まず、鉄道。
私の家は東急東横線から徒歩5分程のところにありました。
東急線というのは、電車のモーターがVVVF式になるのがひどく早かった線なのです。他の土地なら「ガタンゴトン」という通過音が、ここでは「ヒューーーウーーーーウーーーー」という変わった音になります。夜になると、静かになるので、これが家にまで聞こえてきました。
以前、京葉線沿線の研修所で泊りがけで研修があったのですが、寝入りばなにVVVF車両が通り、そのままグッスリと。
京葉線の新型車両にはVVVFが使われているのでした。

次に商店街。私は商店街に住んでいたので、駄菓子屋よりもハカリ菓子屋の方がメインでした。お煎餅屋さんやあられ屋さんもはかり売り。店の人がピッタリにいれてくれる妙技も、ちょっとオマケしてくれるのも楽しいものでした。
駄菓子屋は再現されても、こういう店は再現されない。
そして、絶対ないのが、八百屋や魚屋。威勢の良い掛け声、積みあがった野菜や魚。肉屋といっても鳥専門のとこは混んでいて、店の中では、幾人もの若い人がドンドンと鳥をさばいていました。お茶屋さんのほうじ茶をほうじる匂いとか。
豆腐屋、こんにゃく屋、しじみ売り。
そして、呉服屋や小間物屋、下駄屋。

私の生まれたのは昭和30年も後半なので、戦前じゃないんですが、昭和初期に新興住宅地として開けた場所で、戦争中もほとんど空襲を受けなかった場所だからか、昭和40年代でも、本で見るような「戦前の商店街」というイメージが残っていました。

家自体は、一戸建てですが、借金を返すために二階を下宿にするという、当時よく行われた目的のために、二階に4部屋もありました。他の家に比べると若干大きめだったでしょうか。
私が生まれた頃には父、母、そして私用の個室になっていました。そして、ハイカラ好みだった父のお下がりのベッド生活。昔のはスプリング・マットでなく藁なんですよ。
父の部屋の照明は木製のシャンデリア(?)。これも洋風好みの一環。母の部屋は和室のままで、コタツがあって、そこで書道の練習をしたり、ミシンで裁縫したり。
食事はテーブルと椅子。テーブルの下によくもぐっていました。
4畳半しかない狭いとこなので、椅子を降りたら、居場所がないんです。テーブルでの食事まだ珍しかった。

当時のあの辺では割とありふれた二世帯住宅、洋風好みというツクリとコーディネートなんですが、不思議と、「昭和xxxx館」にはないパターンで。

今、その商店街はすたれることなく、様変わりして、面影をとどめず、また実家もまもなく解体されて新しい家が立ちます。
すたれてしまうよりはいいんですけどね。いきつけだった公園も改築されているし。

なーんてわけで、「昭和xxx」見てもどうも落ち着きません。なんか違うなぁ〜って。
いっそ「東京建物園」とか「明治村」の方がおちつきます。
和式から抜け出せないくせに、ちょっと洋風化してる建物やしつらえがあるから。

でも、「活きてる商店街」が一番スキ。
東京の月島商店街なんか、「まんまだなぁ」って。

2004/08/20(金) J9って知ってるかい
毎日暑いです。今日は炎天下の中にも風は涼しい。やはりもう秋の風なんでしょうか。
庭の虫も元気に鳴くようになりました。

って、今日は昔の話を
J9ってしっていますか?TV番組名では「銀河旋風ブライガー」でした。テレビ東京とテレビ大阪でしか放映しなかったので、リアルタイムで見ている人は結構少ないです。
でも、地方局での再放送が意外に多かった番組でもありました。
「銀河烈風バクシンガー」と「銀河疾風サスライガー」の3部作をまとめて「J9シリーズ」と呼びました。
視聴率の割りには同人誌人口は多く、なにわあいさんJETさんを始め当時の上手な作家さんが多く参加していました。
マンガ家の山田ミネコさんなどもファンでした。
ロボットアニメだというのに、ファンは女性の方が多かったのも不思議な作品。
そして、この作品を見て、自分の行き方を変えた人が多かったというのも特異な。特定のアニメ見て、行き方変えたり、一生を決めちゃったりしたなんて作品どれだけあるのでしょうね。

視聴率のワリにLDが出てくれたのには涙が出るほど嬉しかったですが、気がつけばDVDにもなったのだとか。

着物好きな人とJ9ファンは似ているかも。好きな人にとっては至上のものなんですが、その存在を知らない人がいたり、「どこがいいの?」と言われたりするところが。
1話1話見せても、その価値を理解させることはできません。
不思議と「単なるロボットアニメ」でしかない。しかも「制作費の少なさがバレバレの作品」で。
ファンはその後にある製作者が伝えたかったことを、受け取ってしまったのかも。青春のムチャクチャさと、「社会」にとって、自分は所詮は小さなものでしかないこと。しかし、その中でも、自分のしたいことをしっかりもって、生き抜くこと。

ブライガーは巨大悪の組織、ヌビア・コネクションに破れ、バクシンガーは
新撰組」がモデルだけあって、当然の結末に。サスライガーはさすがに「勝利」しますが、たかが「太陽系一周」に勝った程度であって、悪のシンジゲートをぶっつぶしたわけではない。やっぱりシンジゲートの方が大きいんです。

現実と似ていますよね。いくら、あがいたって、個人は世を変えることなんてできません。でも、その中で、自分のすることを一生懸命やって、それで悔いない一生であれば。
今の若い人は、こういう状況で、「どーせ、やったって」とはっきりした未来を持たないようだけど、J9のこと感じてくれるといいな。

2004/08/15(日) なにとなく
背景を変えました。
綺陽堂さまより、オリンピックにちなんで「五輪唐草」模様をお借りしました。
さて、どこに「五輪」が隠れているでしょうか?
背景では判り難いので、画像も添付します。

連日の猛暑から一転して、今日はメッチャ涼しいです。
クーラーのリモコン内蔵の気温表示を見ると「23度!」
うちのクーラーは28度設定ですので、かけたら、暖房してしまいますわ。
久々に、きちんと絽襦袢も着ての明石上布(風の化繊)の着物姿。
でーっ!これでも寒いです。

綺陽堂のサイトは次の通りです。
http://www.kariginu.jp/

8月絵日記の続き


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