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2004/07/01(木)
頭古いかも
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7月に入り、背景も立葵に変更しました。 梅雨はどこに行ってしまったのでしょうか? 我が家の額紫陽花は満足に露に濡れぬままに干からびてしまっています。
今日のお題は何にしようかなぁと考えていたら、隣家から子供の泣き声が。なにやらワガママを言っているらしい。話声の方は聞こえない。
子供のしつけのことなんか考えると、私って、頭古いかもって思ってしまいます。更に「親の頭は絶対古かったよね」とか、「うちの娘も古く出来上がってしまったようだ」とか。
その一:正座 ある勉強会で、講師をされた方は一日中、正座を崩されませんでした。「私は慣れているので、皆様は崩して下さって結構ですよ」との言葉に足を崩しまくる受講生達。下は20歳から上は50歳までと幅広い年齢層ながら、50歳といえども慣れているとは限りません。うちの夫も畳に布団という純粋な和室環境で育ってるのに正座は10分と持ちません。 私はだいたい1時間から2時間。その間隔で休憩を挿めばいくらでも。娘もそう。先日、学校でお茶道の先生をお招きして「室町文化を体験: お抹茶と正座」とやったときに、持たなかった子やら、我慢して立てなくなった子やら続出だったとか。 「座る生活」してても正座をしない家は意外と多いようです。 私の場合は、実は書道を習っていたお陰です。書道はやはり正座しないと腹に力が入りません。手先でなく腹で書くんですねぇ。 椅子では駄目です。 一日の練習時間は1,2時間でしょうか。というわけで時間限度が1,2時間なのはこんなわけでして。 そのニ:着付け 「着物の方が楽」なんていうと、ビックリされますが、自分で着付けられる人は大抵そういいます。娘も自力で着られます。 その三:泣き言の攻防戦 私もそうでしたが、「泣いて言い分が通る」なんてことはありませんでした。いっそ「泣いたら、言い分は通らない」って方で。 子供も学習しますから、ウッカリその手に乗ってはいけない。 でも、「泣いてるとかわいそうで」とか言う人もいます。 ウチって厳しいのかなぁ。でも、私がそう育ってしまったので、余り「厳しい」と思わないのです。 その四:立ち居 「躾けの基本」でしょうか。「廊下や階段は足音立てるな」「ベッドなどから飛び降りるな」「扉は開けたら閉めろ、そのときには、音をさせるな」「食事中には席を立つな(配膳用以外は)」「食い物で遊ぶな」「出るとき、帰宅時、就寝時には挨拶!」なんて、私にとっては躾以前の基本だと思っているのですが、そうじゃないお家の方が多いようで「厳しいね」と。 賛同いただけるのは、旧家の方々ばかり。ウチは全然旧家なんてエライ家じゃなくて、士族にもなれなかった超下級武士で、しかも、その末っ子が東京に出てきて同じく田舎から出てきた農家出身の娘と居を構えたなんて、よくある「核家族型新興世帯」だってぇのに。 お祖母ちゃん世代はきちんとこれらのことが出来るのはどこでも普通なので、戦後のどさくさに躾を甘くした家の方が多いようです。 としたら、なんで、うちはあんなに厳しかったんだろうか? 預けた保育園も躾には厳しかったです。父兄の賛否慮論あったそうで。在園中になくなった園長先生に対して、毎年墓参りに言ったり、学童時期の帰園時に「園長先生、ただいま帰りました」と写真に挨拶させてたなんて、もう涙が出ちゃいます。 いまどき、自宅でもそんなことさせている家はどれほどあるでしょうか?
さーて、娘はどうなるでしょうね。
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