優妃 讃良の着物についておもうこと
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2004/07/30(金) プロジェクト] 「装束を一般着用に」
昨夜からの台風は紀伊半島に向かって移動中らしい。
天気は良いが雲も多い。念のため、傘は晴雨兼用のものを持参。
本日の第一目的は綺陽会の納会なのだが、19時開始なので、最終目的地になる。そこまでにいくつかの用を足すこととした。
「綺陽会」はサイト検索してもらえばわかるが、「装束の普及を目的とする会」である。俗に「十二単」や「衣冠束帯」などと言われる平安装束を今の時代に普通に着ようよという会。

いでたち
最終目的地が「綺陽会」なので、それ向けに揃える。
着物は夏向きの薄花田の絽。袴は濃色の無地絽。雨の懸念から夏用雨コートを重ねる。先日出来たばかりの夏コートの初おろし。
袖は小袖だが、着方を明治式道中着に着付ける。
着付けて判ったことには、普通の壺折りと違い、胸元に帯の上側のような部分ができる。ここに帯付きの歳に帯にはさむ物達、扇子や定期いれをはさむ。これはとても便利。
明治式の道中着は、腰紐と胸紐を必要とするが、紗素材のコートは透ける。腰紐には、帯締めに使う丸組みの紐、胸紐には三分紐を利用した。
袴の場合、道行などは裾すぼまりに仕立てるので、裾広がりな袴には格好が悪くなるが、道中着は袴前提の着付けなので、裾広がりに着付ける。袴にはこの着方は向いている。

銀座
最初は銀座へ。銀座松屋で開催の「鉄道模型フェア」へ。鉄道模型の展示会としては老舗の定期開催もの。
会場につくと、予想外の子供の束にギョ。今年はプラレールなど子供玩具のコーナーまであった。デキのよくなった玩具類を大人がマジメに収集することもあるので置いたらしが、当然、子供も群がる。どの店でも常設のコーナーでは、全種類置ききれないので、このコーナーはこれで貴重。
玩具系とは一つ通りをへだてたところで「Bトレインショーティー」を見つけた。本では見ていて、食玩のように「何が出てくるかは開けてのお楽しみ」という類。売っているのを初めてみた。1箱400円なので、まとめ買いする子供もいた。
このシリーズに「東急8500系」を見つけてゲット。東急線沿線に住んでいた私には懐かしい。Nゲージにもシリーズ化されないモノだから。更にJR西日本の出展から、「日本海」と旧急行型の飴缶をゲット。東日本ではクッキー缶だが、西日本は飴缶だった。
銀座三越に移動。ゲランで昨年のポイントの還元景品を貰う。
この状態で、既に荷物発生。困ったものだ。
特別展プロジェクトX21
飯田橋プリズムホールにて開催のものを見に行く。
平日日中だからか、背広にソフトアタッシュのビジネスマンも多くいた。外回りがてらなのか、出張扱いなのか。
ステージでは、各社のロボット達がパフォーマンスを披露。これを見ていると、日本のロボットは「使役されるもの」ではなく「娯楽や憩いを提供する」もののように感じた。
「産業ロボット展」だと、もっと「使役される非人型ロボット達」が一杯いるのだけどね。
コピー機で番組に登場したキャノンは、第二展示場ではデジカメとプリンタを展示。その場で写真を撮ってくれる。持ち帰った写真を見た家人が一言「この格好で見に行ったってのがスゴイよ」とな。確かに着物姿はいなかったし、番組は技術が基本で文系モノは少ない。でも、吉野ヶ里遺跡発掘や桂離宮再建の話だってあったのだから、いいのではないかと。というわけで、やっと今日のタイトルの「装束を・・」につながる。「装束を一般に着るように普及に貢献した者達の努力の日々・・・」なーんっつって。
進学塾訪問
というと、子供用のように見えるが、飯田橋には私が大学受験用に通っていた塾がある。久々に行ってみると、受付は隣のビルをつなげたとかで広くなっており、一介の私塾でなく、ちょっとした予備校風となっている。いや、いくつも分校を持つ今は本当に予備校だろう。問題は、知っている教師がいまでもいるかどうか。中に入ると、夏期講習期間のコースと担当講師の名前が一覧してあった。その中に見覚えのある名前を発見。
旧姓で案内を請うと、当時よりはずっと老けた当人に会えた。
「あ、スポロン踊りの」という第一声にズッコケる。全然変わっていないのですぐに判ったそうな。当時は塾生も少なかったので、結構覚えているとか。
綺陽会 納会
やっと最後の目的地。地図は打ち出してきたが、それらしきビルには地下1階までしか店舗案内がない。目的の場所は地下2階。とりあえず行ってみると、今度は店の入り口が2つ。「??」と思ったが、良く見ると、一つの店が通路をはさんで2つに分かれているだけらしい。予約の旨述べて案内を請うと、入り組んだ通路を案内してくれた。「皆さん、このような格好でお越しですか?」と店員に聞かれる。そういえば、先に入っていた履物も男物の雪駄。わずかに早い時間、先に来ていたのは式部卿殿。大学生な彼は着流しで。結局、総勢6名のうち、会社からのメンバーは当然洋服だった。
今日の目的は、夏休み前の納めと、夏休みの宿題の配布。
「まさすけ装束抄」のデジタル入力分担である。市販の装束関係本に部分部分は記載されているが、実物を読むのは初。
興味ある部分を主体にできる量でという範囲で分けた。
その後は、飲むはしゃべるはで閉店までうち興じる。
既にデジタル入力された文献の話から、コミケやコバルト文庫、万博の話に世代差の話、授業での人の引きつけ方など話題は多岐に及んだ。名残惜しいが、終電もあるので、お開き。

主催の八條様には、道中着姿は評価いただいた。「やっぱり、いいでしょ」と。もっと普及をさせたいもの。


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