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2004/07/26(月)
夏物コート出来上がり
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夏物のコートが出来上がりました。 正絹の赤糸と青糸の交織りに雨コーティング。茶色っぽく見えますが、ドレープの部分が赤っぽかったり、青っぽかったり。 6月の展示会で調達しだものだけど、途中で、相談ごとが何度もきて、仕立が遅れていました。 が、「7/30に着たい」と行ったら、あっというまに店に到着。 形状は道行襟でなく、道中着型と呼ばれる垂首型のもの。 しかも、つい丈でなく、端折って着るようにちょと長め仕立。 ある本で見て、自在に長さを変えられるので便利だなと。 そして、訪問着の袖丈に合わせて若干長め。 これだけでも、裁縫士が頭を抱えるのが目に見えるようでした。 問題の最初のが 「生地が薄いので、普通の道行きに襟にしては?」 薄いかどうかは、問題ないのでは?と思った私は、ピンときました。「オクミと襟が一体化しているので、この長さが取れない」のではと。「襟の後、ついでいいから」と返答しました。 質問に対する答えにはなっていないのですが、先方の問題点はここの筈。着物、仕立てたことのある経験がここで活きました。 次に来たのが「留め紐の花結び用の布が足りません」と。 用尺一杯に取ったので、余り布がなかったんですね。
出来上がってきたものは、裏側の紐はついていましたが、表側は紐を作っただけで綴じ付けてありませんでした。別に花飾りになっていなくても良いので、これを綴じ付けてしまいましょう。
写真掲載は後日に。
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