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2004/07/23(金)
十二単着装体験
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呉服屋の招待で、本庄まで着物フェアに行ってきました。 お目当ては「十二単着装体験&撮影会」の方だったりして。 パンフの装束の柄からすると高倉系のようでした。仙石先生当人が来るわけはないから、おそらく、お弟子さんの一人だろうと。
いたのは、年配の女性と若い女性の二人組。装束は2名で着付けるのが基本です。年配の方が前衣紋者でした。 モノは全て正絹。いつも着ている化繊とは重さの感覚が違います。 一番下は正絹羽二重の白小袖。袖は元禄で身八つ口のない仕立。 次は濃長袴。既婚は緋袴なのですが、今回の持参は濃色。 右脇で結ぶのですが、片わなでなく、もろわな結び。あれれ?
次は単衣の筈が黄の無紋綾の衣でした。その上が萌黄の幸菱の単衣、梅の固紋紋の紅の匂いの五衣。表衣は萌黄の二倍織物の亀甲に丸紋(柄忘れ)。唐衣は朱地に白の向蝶丸紋。裳は白綾にすり絵。五衣も比翼仕立でなく、5枚別々のものです。
衣紋も結構まともなので、手先をじっくりと。袖と手をとって次の衣をきせかけるあたりの部分がミソです。
最後に、両側の袖から手を入れて、一旦、着た物全部を持ち上げます。こうすると、おさまりがよくなるようです。
写真撮影は、なかなか難儀。袖を揃えてもらうのですが、少しでも動くと、ぱぁ。なんか無駄な努力の感じが。
撮影後は、少し歩いたり、座ったりさせてもらいました。 座るのは、男性と同じく、胡坐というか、足の裏をつける座り方。座ったときの袖の具合は、自然と綺麗に重なりが出ます。 (だから、先ほどの手間って、なんだったの?)
着付け室のような殺風景なとこで、着て、撮影しただけなので、ちょっとつまらなかったですが、着付けと正絹体験したのでいいことにしましょう。なかなかまっとうな装束を、まっとうな衣紋で着付けしてもらえることはありませんので。
写真は、後日郵送とのこと。来たら、スキャンして掲載予定。
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