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2004/07/21(水)
40cm幅の浴衣反物
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熊谷のうちわ祭も2日目の中日。今日から縁日は本番。 国道17号を通行止めにするという騒ぎのお祭。
今日も呉服屋は売った浴衣の着付けやら、今日の今日で浴衣を選ぶ方々の対応におおわらわ。
で、並んでいる反物を見たら、いくつかちょっと幅の違う反物があった。巻きが緩んでいるのかと思ってとってみると「幅40cm」と記載されている。普通は1尺幅、約38cmである。 男性用の反物にはよく見かけるのだが、女性用のでは始めて。 最近は雲をつくような女性や小山の揺るぎだしたような女性もいるので、こういうのは便利なんだと思う。 が、多分、そんなサイズの人じゃなくても、きっとこれ使うだろうなというのが、ちょっと。 縁日で道行く浴衣姿をチェックしていると、「裄が長いな〜」と感じる。さして小柄でもない子が下げた手首の辺りまでの袖のものを着ている。着物は手を水平に上げた状態で測ったものを使うので、下げた状態では10cm弱位、袖から手が出る。 「ちゃんと測ったのかなぁ」と思う一方、「測って、長いのを勧められたかなぁ」とも思う。 普段、裄一尺六寸を使う私は、呉服屋(?)にかかるとニ尺と五分の大女になってしまう。四寸五分といえば、約17cm!
特に夏場の浴衣なんて短い方が良い。 暑いのか、野郎よろしく肩まで袖まくりしている女性はやはりみっともない。まして、その状態で、裾から膝まで素足が見えたり、脇から素肌が見えたりすると、風呂上りでそのまま来たような感じでよろしくない。
浴衣というのは、着方に色々あって、湯上りや、寝るときは、肌襦袢などをつけずに、直にまとう。縁先で涼む位までならこんな格好でも良い。銭湯なんかでも、こんな格好で行き来したと言う。 が、縁日はそれよりも「遠く」に出るのである。最低肌襦袢と裾除けは必須になる。いまなら「浴衣スリップ」というのでも良い。また、この襦袢は胸を着物用に多少は補整してくれる。 昨今の発育の良いお嬢さんの胸が帯の上からだらんと垂れ下がっている様子はおかみさん臭くていけない。 また、浴衣の正道「コーマ地」は透けないのだが、昨今のプリント浴衣は何故かそれより薄く、透けるのである。歩き方が悪くて裾が割れるということがなくても、道行く店の灯りで、足のシルエットがバッチリ。試着は明るい場所でするので、こういうことに気づきにくい。きっと気づいていないんだろうなぁ。
更に遠くに行くならば、やはり襟をかけたい。襟付きの半襦袢を肌襦袢なしで直に着るなどすれば、そう暑くはない。 高い、正絹や化繊のはいらない。手ぬぐいを折って、襟に重ねる。それだけで十分。今はしゃれた柄も売っているし、おどろいたことに100円ショップにすらあった。
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