|
2004/07/02(金)
ファミリー向け
|
|
|
昨夜の番組で「シェフNo.1選手権」というのをやっていた。 東京は池袋の東武デパートのレストラン街の一角を賭けて競う。 参加者は和、仏、伊、中の最高級料理店で修行したいずれも劣らぬ腕前の持ち主。 が、問題は、店の場所の関係で「ファミリー向け」であること。 「家族向け」というのが直訳だが、ここで言う意味では「高級料理店の本場の味なんて知らなくて、お安いファミレスの味しか知らない人」という意味でとっておかないといけない。 「微妙な味」「凝った味」「刺激の強いもの」は無意味というか逆効果という次第。和食でも新鮮な野菜は味が濃く、大根などは山葵を練りこんだのではないかと思う程に辛いものすらある。 中華の唐辛子、洋モノのマスタードは当然要注意。
でも、あたら、ものスゴイ腕で本物を作れる人がもったいないなとも思う。いや、逆にこういう人種すら満足させるのは、もっと本物の料理人というべきなのか。
って、実はこんなときでも「着物業界と似てる」と思う私。 今、浴衣を中心に着物が人気である。西欧の「ゴム草履型サンダル」の上陸に、下駄や草履の業界も洋服にもあう型を発表。 浴衣本体も、安いプリント生地の仕立上がりがスーパーにぶらさがる。 でも、この浴衣で味を占めた層はなかなか着物の方には上がってこない。「敷居が高すぎて上がってこれない」とも言われている。着物には昔、中間である「普段着」を売る「太物屋」があった。これが消えて、「呉服屋」だけになってしまったのだから敷居が高いのは当然。だからといって、呉服屋に太物屋の機能を期待するのも何か違う。(店によっては、スッパリと太物屋になっちゃった所もあるが)
デパートのレストランは本格でなく、この本格的な料理を出す店への踏み台段階がいいのかもしれない。 ファミレス味なら来ない。本格では客がつかない。 「本格的な味っていいね」と思わせるところがいい。 --------------------------------------------------------- 本日、PTA。地区懇談会もあった。 学級懇談会も地区懇談会も昨今の小中学生に関わる事件がポイント。この学校でも「(瑣末な金額らしが)お金をせびられた」とか「子供同士で出かけていって、持たせた3000円を全て使ってしまってくる。」「遊びに行って何をしているかわからない」という状況。やはり6年生は急激に大人になっている感じ。 また、そういって急激におとなになってしまった子供に親はなすすべもないという。
うちでも、「留守番ができる」という独立心は結構なことだが、逆になんでもかんでもくっついてくることもなくなった。 まぁ、それでも、親を話し相手の一人に入れてくれているだけまだいい方のようだ。 一応、コツはあり。子供の読んでいるマンガは読んでおくこと。 今は「鋼の錬金術師」にご執心だ。子供の思考、行動、言葉遣いは当然、熟読している本に影響される。何かを納得させるにも、このマンガのキャラを引き合いに出せば、理解もさせやすい。
社会に対するオトナとしての躾を始める時期でもある小学校6年生、しかし、反抗期の時期でもある。 まぁ、今のところは、手綱を取っていれるようだが、いつまで可能かはわからないが。
|
|
|