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2004/07/15(木)
中学受験 高校受験
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夕刻のスーパーの買物で、娘の同級生の親子に会う。 最近、寄るとさわると「高校どうする?」の話らしい。
なんでかというと、昨年から埼玉県は学区制が廃止され、県内の高校を自由に選択できるようになったのです。その一方、競争率の低い高校(校によっては1倍を切るところもある)は統廃合と。 市内には、共学1校、女子校1校、商業、工業、農業が各1校。 これが共学、女子、工業を統廃合するとのこと。 更に隣市でも、市立女子や工業が廃止方向。
それなりにデキる子にとっては「行きたい場所にいける」とか、「隣接市の特別枠の応募よりは最低点が低くなる」と嬉しいことなのですが、「歩いてor自転車で行ける高校がいい」という地理条件優先の人もいるわけです。しかも「学歴として高卒、大卒がつけばいい」位で勉強したくない人にとっては、偏差値の下の方から削られていく統廃合措置は大問題! 勉強したくないなら、高校なんぞ行かなければ良い、と思うのですが、イマドキ、中卒では就職も望めません。「高卒」という肩書きを手に入れるために、3年間、机にしばられるというわけ。 しかも、ここ最近の何がゆとりなんだかわからない「ゆとり教育」のおかげで、「中学校の勉強だけで高校に行けるの?」という心配も起きているわけです。 そのせいか、この辺では小学4年生の頃から「高校受験対策」というコースが塾にあります。そこではもう英語を学習。英検を取ってレベルを確保します。つまり、6年かけて高校受験に備える。6年生ともなれば、クラスの半分は塾通い。中学受験はほとんどいないので、これが高校受験準備派。
うちの夫は高校受験派で、小学校時代は遊び最優先だったとか。 でも、中学入学以降はガリガリと勉強して高校は市内トップ校へ。それもアリなんですよ。但し、高校に入学したら、3年後は大学受験。休むことなく受験勉強は続く。一番自由の利く中高時代に受験勉強しかないなんて、つまんないことこの上ない。
また、私は、「受験英語」ってヤツが嫌いです。何が嫌いって「そんなこと知ってても、原書も読めなければ、外人と話もできない」という謎の学問だから。「古文」もそうなのですが、文法重視の重箱のスミばかりつつく勉強だと思う。社会人になったら、無用になってしまうという意味では数IIIの微積分や化学の原子順序以下の知識だと思う次第。 私は英語は中高通して「下から数えた方が早い」という状態で、大学ではたかが一般教養の「英語講読」も落として再履したクチ。でも、会社で5cmはあろうという英語のマニュアルの中から必要な情報を見つけたり、英語でメールを交換、ときには討論したり、セミナーの英語セッションを聞けたり、レセプションで外人と話せたりします。 でも、今もってTOEICの問題見ても、半分位しか解けません。 「テスト」って意味では、全然上達しちゃいないんですね。
うちは夫が公立ルート、私が私立ルートなので、それぞれの利点・損点を経験者の立場から話せます。その上で娘が選んだのは「中学受験、中高一貫校狙い。その後は内部推薦か、指定校推薦で大学へ」という想定ルート。 なんとなれば「無駄な勉強はしないで済ます」のが目的。 空いた時間は当然「遊ぶ!」 私も平日は宝塚で楽屋待ちし、日曜は同人誌即売会に通いと、やたら遊んでた記憶があります。夫が言う「あの頃は」が小学校時代なら、私のはこの中高時代。もちろん、部活も2つかけもち。
この体験談につられて、娘は「中学受験」を選択。 そして、正念場の夏休みは日曜のみ休みの塾通い体制。
親からすると、公立が安いといっても、塾に行けば実際はほぼ同額。受験用のコースは月3万とか4万するんです。子供にとってはお金だけじゃないです。学校と別に2時間から3時間、しかもTV番組のゴールデンタイムにですよ。中学、高校をそんな生活してたんでは、つまんないと思うのは私だけ?
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