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2004/07/14(水)
成人式に誂える着物
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本日は、フランスの革命記念日です。 なんで、知っているかといえば、シャンソン界では「パリ祭」といってイベントを催すので、毎年チラシが来るから。 そして、「ベルサイユのばら」のオスカル様の命日なのです!!
という時節の話から、着物の話題へ。
子供はまだ12歳だってのに、もう「成人式のお振袖は?」なんて話を呉服屋でされます。いや、別の呉服屋では、もう「検討しておいて」なんて言っているのだから、早いのは私の方かも。 最近では、京都以外でも「十三参り」の話が出てくるようになったので、今年生まれの干支が一周したお姫さんには「十三参りのお着物は?」って売り込みがかかるわけです。
ちなみに、先日、会津に行ったとき、地元で「こくぞうさん」と呼ばれているお寺で、十三参りのお札をいただいてきたので、十三参りはこれで終わってしまいました。ああ、いいかげんな。
この時期に作る着物が最初の大人サイズの着物の最初でもあるので、十三参りを晴れ着で行う場合、成人式と同じ振袖を肩上げ、袖上げして着るというケースも出てくるわけです。
で、実は迷っているわけです。振袖を買うかどうか。 個人的には「振袖は二十歳まで」って思っているし、まぁ、その後、独身のうちの結婚式に着ていける位が関の山。 どう考えても、「金額の割りに着用機会が少なく、もったいない!」と思う次第。 でもって、私自身の成人式に誂えた着物が振袖じゃないんです。 関東勢である父方の祖母からは柿色の江戸小紋、関西勢である母方の祖母からは薄紅に薄紫をかけた訪問着。 着物はかなり年配になるまで赤系の色が着られるので、40歳を過ぎる今もっても、現役活用。 特に江戸小紋は「小紋格」として街着にも使えば、「訪問着格」としておよばれにも、帯次第で広範囲に着ています。 着た回数は数知れず。振袖だったなら、こんなには着なかった、着れなかったでしょう。
当人も、デパートの職人展で見た江戸小紋にゾッコンで「成人式は江戸小紋ね!!」と言っている位だし。 それなりの額の着物を買えるとすると、成人式と結婚のお支度くらいなもんでしょうから。 (私は、結婚のお支度で、付け下げと袋帯を揃えてもらいました。成人式では名古屋帯だったので、お披露目用の華麗な帯結びにはやっぱり袋帯なんですよね)
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