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2004/07/19(月)
同人誌即売会と浅草
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「鋼の錬金術師」only同人誌即売会にでかけました。 お供はキツネとタヌキ、もとい、娘とその友達。どちらも「鋼」ファン。 ここは北埼玉。娘の友達は「東京に行ったのは、新宿に行った一回だけ」という。「電車って、いつ乗ったかなぁ」と。 バスの便どころか経路も近くになく、一番近い秩父線は昼間は一時間に1,2本というアテにならん単線。というわけで、買物も自動車を使うのが一般的。「バスにも電車にも乗った経験は数えるほど」という子は普通にいます。旅行も日帰りレジャーも皆自動車移動が一般的。 そこから考えれば「東京に言ったことがない」なんてのは、あってもおかしくなかったんですが。
そんな子を連れて、高崎線で1時間。上野に到着。 今度は銀座線に乗り換えて浅草へ。
今回の会場は浅草にある都立産業貿易センター(台東館)というところ。銀座線浅草駅から松屋の地下に抜けて上へ。地上は「馬車通り」という通りを北へ。 なーんと、横は浅草寺のニの門です。
4階でチケット兼のパンフを買い求め、開場待ち行列に並びます。時間通りに開場し、まずは6階へ。 ずらっと並んだ本や小物を机に並べ売るサークルが3000位でしょうか。私と娘には慣れた光景。でもお初な友人ははてさて。
実は結構ハードな行程なんですよ。片っぱしから、本の表紙を眺めて、18禁は避けて、面白そうなものは立ち読みして、買うか買わないか決めて。もちろん、手持ちのお金には限りがあるので、それも頭に入れて。ミニマスコットやラミカード、缶バッチと小物だけでも、欲しいものはキリがないですが、それでは本に使える予算を圧迫。1時間みて昼食、また1時間見て、お茶。 そして、コスプレの方々を観賞。アルフォンス役の鎧姿もいました。よく作ったなぁと。幼稚園児か小学校1,2とおぼしき子供のチビ・エンヴィーとエドもいて。果てはエリシアちゃんまでいたのはおっとーぉ!3歳児の役は3歳児にしかできません。 うーむ、お母さん、ビョーキです。(アンタはなんだ、アンタは)
そして、ここまで来たら、浅草寺にお参りしない手はありません。通りを渡って、境内へ。門前には、よく旅先で見かける「みやげ物屋」があって、「そーか、ここって観光地なのね」と当たり前のようなことを、今更納得しちゃったりして。
境内は結構混んでいました。特に何かの縁日じゃなかったと思うのだけど。屋台もいました。 そして仲見世へ。手ぬぐい、扇子、簪と「日本情緒」あふれる品々。そして、浅草といえば「雷おこし」「人形焼」でしょう。 昔ながらの焼型で一つ一つ手焼しているお店もあって。 簪は京都のを見慣れていたせいか、色が強いなぁと。この辺、東西の差でしょう。「薄め」「ぼかし」よりもハッキリとした色を使います。お座敷よりもお舞台で使うことが多いからかもしれません。京都ではなくてはならない舞妓さんですが、東京は半玉さんは滅多いないですし。
雷門までたどりつき、カキ氷で休憩。 さすがに浅草、着物オフに使われることも多く、夏着物の一行や浴衣のお姉さん方を幾組もみました。
そして、行きと同じ経路で帰宅。 高崎線で無事にボックスシートに席を占めると、一息。 あれ、友達の表情がさえません。 「眠い?」「眠くはないけど・・・」 とかいいながら、寝てしまいました。 大人でも、結構疲れる即売会。まして子供でかつ、お初では。 体力もさることながら、あの時間、読みまくって、買うか買わないかを判断してなんて、頭フル回転。経験したことのない疲れかも。
家に送り届けて、お母様には会計報告。休ませるようにと口添え。うちの娘も家でコロリン。夕食も食べずにそのまま熟睡へ。
知恵熱出さないといいけど、と心配しましたが、翌日の学校にはちゃんと元気で来ていました。一安心。
私のきものは、今年呉服屋が提唱した「友禅小紋風浴衣」。黒地に玉虫色のラメ糸を3mm間隔位で緯糸に織り込み、菊柄をばーっと散らしたもの。紗の襦袢を重ねて着物風に。 問題は帯。普通の浴衣用の半幅では合いません。 粗紗に金糸入りが合いそうですが、体力勝負の即売会には危険。 というわけで、大人用松葉色でたてシボの兵児帯にオーガンジーのプチ兵児を重ねました。オーガンジーは日にきらめくので。
この友禅風、呉服屋の意気込みをよそに「売れなかった」んだそうです。さもありなん。これ、難しいです。また縁日には合わないと思う。昼の着物かと。 でも、柄はともかく「木綿」なので、結構涼しいです。 絽、紗の小紋を街着用途に着る場合に並べられる着物かなと。 昔と違って木綿といえども進化していますので、昔の「木綿」「浴衣」の括りに入れておくのは、違うかなと。
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