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2004/06/29(火)
正絹絽でおでかけ
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先日、しょってきた祖母の着物の中から絽の小紋を出して着た。 下は絽の袴。肌襦袢はなしで本麻楊柳の半襦袢。 着物裾はメチャ短く膝上丈。
これで、気温はさして高くないが、湿気のやたら多い街に出る。
小紋は良く見ると扇が互い違いに並んで菱のように見えている。 地色は絹色よりも一つ濃いだろうか。もしかして色ヌキした後かもしれない。(昔の生地は色ヌキしても真っ白にはならない) 柄は黒。地味ともいえるが、袴の濃色(赤っぽい紫)をあわせると、さほどでもない。帯くらいでは地味かも。袴は偉大だ。
問題の着心地。正絹絽を着るのは初めて。「す、涼しい!!!!」 もう叫んでしまいます。扱いが面倒なので、正絹はリサイクル物さえ手に取らなかったのだけど、やはり正絹は涼しい。
いつも寄るドーナツ屋さんで、顔見知りのオバちゃん店員が「暑くないですか?」とな。「涼しいのよぉ!」と威張って言ってしまう。
ショッピング・モールの呉服屋をハシゴ。どこの店でも「いいお着物ですねぇ」と。祖母のかもしくは、お形見にいただいた知人のもの。この知人達は生まれたころには華族のお姫様だったような方々なので、いい着物を沢山もっていらした。
近所には江戸小紋を染めてくれる呉服屋さんもいたし。 ちょっと遠い目。
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