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2004/06/11(金)
やまと美裳会
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日頃いきつけのやまとの展示会です。隔年くらいでしょうか、場所を近所のホテルの部屋を借りての一大展示会。 今回は、創業祭とかで、リキの入ったラインナップでした。 西陣の呉服屋「松屋」の持参した西陣帯は「みごと」の一言。 幸菱紋の帯は欲しかったですねぇ。平安装束始めてから、どうも有職紋の柄に目が行きます。西陣は総じて糸の色が良いです。多色遣いでも嫌味がありません。 お隣に展示しているのは友禅作家さん。自然なスケッチは金沢を連想させますが、着物にするときには京都系の図柄に。 中国刺繍のも ものすごい細い糸で刺すので一つの柄がなかなか進みません。総柄の訪問着など大変に時間がかかるとのこと。 次は「染めもの」といっても、下は無紋縮緬ではなく、装束のように固織物の類です。これが染めの柄とあいまって、光によって見え隠れするサマは一見派手に見えてシック。これが29万円はちょっと手を出したいほどにお買い得でした。(でもお財布にとっては全然お買い得じゃないので) 結局買ったのは夏モノの雨コート。花田と朱の交織で見る角度で微妙に色の変わる玉虫な色。しかも透ける。 化繊で誂えようかと思っていたのですが、夏物はやはり正絹でないと暑いかなぁというところだったので。 ちょっと前に見た「少し長めに仕立ててお端折って着る」という風にしたいので、身丈は少し長めに仕立ててもらうことにしました。寸出しはこれから。12mと普通の小紋反物と同じだけあるので、お端折り分は取れる筈。とはいえ、袖も私は若干長い1尺5寸なので、じぶんでシミュレートしておかないと後で仕立さんから電話がかかってきてしまいます。
本日のいでたちは、ここんとこお気に入りの白のお召しに紫の袴。外は台風の影響の雨天なので、足元は雨草履に素足。傘は晴雨兼用の黒に白のレースのついた日傘。金属だけの細い柄がお気に入りです。
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