優妃 讃良の着物についておもうこと
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2004/05/09(日) 雨です。
江刺の写真が到着。
色の重ねが綺麗に出ている一枚
4枚重ねています。時期的には早いですが「ひとへがさね」です。

一番下が「青の単衣」今でいう緑色の幸菱(さいわいびし)の固地織。
その上が萌黄(もえぎ)。桜菊の固紋。
その上が女郎花(おみなえし)。冬は山吹(やまぶき)のこっくりした黄色ですが、夏はスッキリした薄めの黄色です。同じく桜菊の固紋。
一番上は表着(うわぎ)で二藍(ふたあい)の生絹(すずし)。二藍はいわゆる紅と藍をかけた紫系ですが、藍と紅の割合で青から薄紅の間で加減します。紅よりが若年、藍よりが壮年。生絹は今でいう紗です。透けて張りがあります。下の織紋が透けて浮き上がってくるのが得も言われません。

例えるなら花散里の君といった感じでしょうか。
女郎花までの部分が橘の襲ね(かさね)ですし、二藍といってもほとんど花田色の表着は花散里に一番似合うと源氏が評した色。


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