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2004/05/04(火)
格も節気も着付けもメチャで
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雨です。「穀雨か」なんて言うとカッコ良いですが、今年は5/5が立夏ですね。 食器棚を買い換えました。以前の食器棚は一過性に買ったつもりが壊れることもなく、つい使い続けて。とはいえ、既にパンク状態で中はギチギチと幾重にも食器が重なり、わずかな段差の手前には落ちても構わないような樹脂食器が仮置きされる状態。 ちょっと良い食器は箱の中。 というわけで、一大決心で食器棚を買い替えました。 今度の食器棚は「棚」ではなく「ひき出し」です。食器のような重いものを入れるようにひき出しにレールがついています。これもレールを3段に組んで一番奥までひき出しきれるのと、途中までしか引き出せないものがありました。 小鉢や小皿を多用する我が家の場合は、奥から引き出すこともありえるので、全部引き出せる式を買いました。
これが来る日、予報では雨の筈が、お日様の照る良い天気。 食器棚のものや周りのものはダンボールに入れて家の中や庭に。 天気でなくては庭置きがかなわないので助かりました。
好天なので、結構暑いし、働くのでシミになる可能性もあるから、麻混の白小袖が良いところですが、家具屋さんが入るので、そういうわけにもいきません。 というわけで、先日、母から貰ってきた白の縮みの黄ばみシミの出たのを普段モノとして着ることにしました。 動きやすいように着丈は短めにし、帯は単の半幅の博多帯を2つに折って、御所風の片結びに。
食器棚がきて、食器を入れて、とやっているうちに、なんと夜の8時をまわってしまいました。 天気予報の雨が遅れて、夕刻から降り出していました。 今夜は9時過ぎから「よみがえる源氏物語」がTVで放映されるので、是非見たいと。慌てて買い物に出かけました。 いつもなら、着替えるのですが、その時間も惜しく、そのまま。 スーパー2軒をハシゴして帰ってきました。
TVを身ながら、家人が言うに「スーパーでオバさんが、見てたよ。しかも、もう一人の人に袖まで引いて何やらコソコソと」と。「気づかなかった?」って、見られるのも、何か言われてるのも慣れっこなので、今更気にも留めないし、今日の様にアセって走り回っているときにはまして。
何を言っていたんでしょうか? 4月だってのに、しかも綿縮みを襦袢も着ずに着てた とか 雨降る寒い日なのに、素足に下駄 とか 随分とツンツルテンに着付けてるわね とか 帯なしで伊達巻だけなんじゃない とか (夏モノの単の博多織は色も薄いので半分に折ると伊達巻に見える) はたまた、帯を細く結ぶなんて とか シミのある古着を着てるなんて、お下がりかしら とか
はたまたこれ以外なのか。
いや、どーだっていいですけどね。傍目が分かるような行動で陰口きく方が無作法ですから。 寝巻き起き巻きみたいなジャージを引きずって買い物に来るようなのだっていますけど、ああもあからさまな態度の人はいません。やっぱり、着物だと、期待度が高くて、こだわってしまうのか。
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