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2004/05/23(日)
皐月源氏(2)
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こちらが優妃のお支度。
今回は重ねまくりの一式。皐月源氏は初夏の頃合で暑いこともあるのですが、今回は非常に涼しく、装束にはうってつけでした。
下から
麻の半襦袢
羽二重の白小袖(但し化繊)
緋の長袴
躑躅(つつじ)のひとえがさね 蘇芳の幸菱のひとえ 白生絹無紋のひとえ
菖蒲(しょうぶ)の三つ衣 薄色の藤立沸のひとえ (薄色:薄い紫) 牡丹色の繁菱のひとえ 萌黄の菊桜のひとえ
二藍の藤立沸の小うちぎ 当て帯
「つつじ」「しょうぶ」とある通り、今の季節の重ねです。
全体を比翼仕立にするとか、少しずつ上の衣の小さく仕立てることで均等に重ねを見せる仕立て方がありますが、これは全て同寸で仕立てられています。従って、あちこちの重ねで見える幅が不均一になっています。 蘇芳と白生絹は単衣仕立てなので、一番長くて5尺あり、このため、後に裾が見えています。 襟下の部分が一番綺麗に全色見えています。
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