優妃 讃良の着物についておもうこと
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2004/05/17(月) 夏は織物の季節
夏の着物といえば、「織物」だなぁって思う。
冬だって、織物のいいのは沢山あるし、夏だって、絽や紗に染めた「染物」があるわけなんだけど。やっぱり「織物」だなぁと。
夏ってやっぱり「汗対策」が肝心。「暑くない」「発汗・吸湿性が良い」「汗シミ対策が可能」「できれば洗える」なんてことを考えると、しんなりとまとわりついてくる正絹の絽の「染め物」はちょっとアッチに行ってて欲しくなる。代わって出てくるのは「麻」とか「縮み」の類。
夏お召しなんかも「縮み」の類。ことに「上布(じょうふ)」と呼ぶ高級な麻織物は夏の究極の逸品。涼しい上に洗濯もできて、しかも一晩で乾いてしまう速さは筆舌に尽くしがたい。

ただ、いくら「洗える」といっても、化繊ほどお買い得な値段じゃなくて、やっぱり「呉服なのよねー」という値段なのが、最兇の問題点!
並のポリの上布モドキや夏お召しモドキはポリの生来の欠点である「汗で張り付く、蒸れる」がある。洋服地では化繊や合繊でいいのが出ているのだから、なんか出てくれないかなぁと思う次第。

この面で一番進んでいるのが神職・僧職衣類である白小袖。
夏は本麻、サマーウールなどを使うのが本義のようだけど、経済上かつ、普段遣いとしてはYシャツ並のものが必要。
そのせいか各種の化繊や混紡の生地が夏用・冬用に出ている。

今、私の着ているのは、麻&化繊の混紡。化繊の分。若干ムレるけど、木綿や化繊羽二重に比べれば十分に夏向け素材。
しかも、麻混紡は本麻に比べて皺になりにくい。洗濯可でノーアイロンはもう夏向き。

外に着ていくのは今は単の縮緬(の化繊)に化繊袴。
暑い日だと、紗縮緬(の化繊)に絽の袴。

昨年の夏の終わりに買った小千谷縮をまだ未仕立だ。今年の夏、着られるかなぁ。


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