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2004/04/07(水)
衣紋抜きノウハウ
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★きくちいまさんのサイトの掲示板に掲載の分の転載
衣紋抜きは着付けのときにいくつかノウハウがあります。 色々な方法があると思うけど、以下は私のしている方法です。
◆襦袢の時点では衣紋は多目に抜く 着物を着るとどうしても、詰まってきますので、襦袢の時点では多目に抜いておきます。 ◆衣紋を支える紐は水平に 背中に縫いとめた紐や衣紋抜きの紐に通して結びますが引っ張るがゆえに、水平じゃなくなることがあります。斜めに結んであると、いくらきつく結んでも緩むのは当然。姿見を見ながら水平に結びます。 ◆衣紋抜きの紐と伊達締め併用 衣紋抜き用に結んでいる紐だけでは引っ張りを支えきれません。もう一本紐を結ぶか、できれば薄手の伊達締めを締めます。 ◆襦袢の紐を結んだら、紐より下でひっぱる 大抵、胸辺りを結ぶので、自分で着付けている場合は腕を上げて結んでいる。これだと、身頃が上にひっぱられています。 結び終わった時点で、襦袢を前も後も下にひっぱります。1cm位は下がります。でもこの1cmが衣紋にとっては大敵なの。 ◆長着を着たら、結ぶ前に衣紋なおし 着物を着る時点で着物の方が重いので、羽織った時点で衣紋は前にずれてきます。 慣れてくれば大丈夫なのでしょうけど、なかなか、これは「慣れ」ない。 羽織った時点で、鏡を見て衣紋を直します。まだ、背中にも手が入りますから、緩んだ衣紋は後ろへビシビシと抜きなおします。この後に腰紐を結びます。 ◆胸紐を結ぶ前に背を引っ張る 腰紐を結んだら、お端折りを整えますが、このとき背も下にひっぱって揃えます。 ◆伊達締めを締めたら背をひっぱる 伊達締めを結んだ後に背中心や胸元には皺を出さないように両端に寄せますが、このときにも背を下に引きます。5mm位かな。 余りひっぱりすぎると襦袢の衿と離れますので引きすぎには注意。
というわけで、一手順ごとに衣紋を直しながらいけば、結構大丈夫です。
ご参考に
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