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2004/04/12(月)
浴衣の話
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今日は28度まで上がった夏日の日、縮緬の単でさえ暑いので、襦袢は綸子単ながら上は紺紗を着てしまう。 うー、これでも暑い。襦袢も紗でないともう駄目だろうか。
呉服屋の店先に浴衣の並ぶ時期になりました。 思い出の浴衣ですか、浴衣ごとに色々ですね。
「柄合わせ」でというと、初めて自分で反物を買ったのが実は浴衣でした。仕事の出張の帰りに京都の呉服屋さんにあったものを。当時は紺地に色を挿す位が浴衣の定番であった頃のこと。 その浴衣は地の色がエメラルド色でした。プリントでなく、染めで大きな花柄がまた別の色で染められてという当時として浴衣とは思えないほど凝った染めでした。 花柄の一柄が長く、祖母が柄合わせを悩んでいたのを思い出します。裄丈の長い私のこと、そうそう柄合わせに融通が利かない。
次は娘の0歳地の甚平ですね。そう柄は大きくないのですが、甚平が小さいので、比率的に大柄状態に。これは浴衣地を広幅に織ったものをメーター買いで。左右の柄合わせ、オクミとの柄合わせ、更にズボンとのバランスと結構大変でした。
一番最近だと、長板中染の生藍の浴衣の話。 伊勢型のソレは一部、染めがズレてぼやけている部分がありました。仕立て屋さんに仕立てていただいたのですが、下前や衿裏に綺麗に入っていました。 そして大柄好みの私はこの柄も大きな牡丹柄。柄のボケの配置を見ながら牡丹の配置にも気を配った良いできばえでした¥。
子供の浴衣は毎年新規仕立。少し、いやさ かなり大きめに仕立てて2年位は着られるようにしてあげしておくのに、子供の成長ってそれを上回る勢いで、ツンツルテンに。 仕立てるたびに「ああ、大きくなったなぁ」と感じます。
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