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2004/03/06(土)
着物のコーディネート
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着物のコーディネートには実は幅がある。 いや、洋装だって考え方としては同じなのだが、着物の場合の方がその幅は広いように思う。 何故かというと、「買えないから」という経済的な分を考慮をするのも一般的だから。
出る席によって、同じ着物を着るのでも帯を換えたり、帯揚げや帯締めを換えることで随分雰囲気が変わるのだが、帯どころか帯揚げだってそうそう買えるとは限らない。 なけなしの手持ちから選ぶとなれば、ベストどころか、ベターすらでなく、「まぁ、ないんじゃしょうがないわね」級になることはままある。この「しょうがないわね級」は洋服にはないランクじゃないかとおもう。もちろん「ちょっと待って、それは不適切!」級よりは上なので、何でもいいというわけではない。 わざわざ買うときに「しょうがないわね級」を買うのはもったいないが、手持ちでどうにかしなければいけないときには、やむを得ず「しょうがないわね級」でいいことにして良いと思う。
しょうがないわね級の例: 小紋に染め帯なので、帯締めはもう少し趣味感の強いものが良いが、なくて、抹茶無地の丸組みの帯締め。帯揚げは万能な薄紅色。(380円の化繊組み紐だったりする) 子供の方はとかく万能な紺袴。これさえあれば全て「ベター級」も「ベスト級」に近い状態になるので便利。
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