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2004/03/21(日)
行き付け呉服屋(3)
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昨夜の雪が別世界の如く、暖かな春の陽射し。
呉服関連のこぼれ その3.結構あちこち行っていることに気づく。 ★津田屋 (東京 銀座) 銀座四丁目の三越から京橋方向に向かった並び。 一階は縮緬小物がメインの店。 実は地階に帯、下着類全般と帯揚げ帯締め他、着物に必要な小物を揃えている。 湯文字(裾除けの下につけるパンツの代わりになる下着)が売っている希少な店。子供の肌襦袢や裾除けも常時、サイズ豊富に取り揃えていることも嬉しい。(七五三サイズ以外を扱う店は本当に少ない) 下着は四季に応じて、夏の麻や絽、冬のメリンスなど揃う。 踊りのお稽古用に使う人も対象にしているので赤い肌襦袢や裾除け、腰紐があるのも特徴。 化繊の安いものから麻や正絹のいいものまで幅広く揃う。 新宿MYCITY内にもあるらしい。
★伊勢丹 新宿本店 (東京 新宿) まだ購入したわけでなく、行き着けというには日が浅い。 ただし「着物の売り方」としては「目からウロコ」の売り方をするココは特筆。 「仕立上がり」を「既製服のようにハンガーで吊るし」て売っているのはココ位かと。化繊ならそういう店もあるが、正絹までそう状態で売る。しかもサイズ各種をちゃんとコーナー別にして。 今流行の柄足袋や掛衿、アンティークに似合う髪飾りも豊富に揃う。 しかも正絹の小紋や付け下げも結構安い価格で出ている。モノによっては5万円や8万円なので、化繊のブランド物と余り価格差がない。そう、ここは化繊モノは蕪松庵などのブランド物なので、化繊といえども安くはない。 今流行のアンティーク系のコーディネートを揃えるなら、ここは数豊富で見ごたえがあると言える。
170cmを越えるトールサイズの仕立上がりがあるのもここは特長。洋服でもトールサイズをいち早く取り入れていた伊勢丹ならではの戦略といえる。意図的なのか売り子にも背の高い女性を揃え、「ホラ、背が高くても着物はこんなにステキに着られるのよ」と見せてくれる。
できれば、試着場所には畳が欲しい。いきなり、その場で着付けてくれるのは、裾がすらないか、見ててコワイのだ。
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