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2004/12/24(金)
同じ趣味とは限らない
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「鉄道ファンです」という方、よーく聞くと、「カメラで撮るのが好き」「切符を集めるのが好き」「旅するのが好き」「ローカル線を乗るのが好き」「模型を集めています」などなど色々います。「乗り鉄」「旅鉄」などの言い方もあるようです。 我が家は夫婦共に「鉄道ファン」なのですが、分野が多少違います。夫は「乗り鉄」で青春18切符愛好者です。車両も蒸気機関車を初めとする古い車両を好みます。JTB出版の「鉄道廃線跡を行く」などが好み。 私は模型の方。といってもジオラマは作りません。車両そのものが好きなんです。1両分のレールにのっけて、うっとりと見つめる。たまに輪にしたレールの上を走らせる。車両は新造車系統。新幹線とか特急車両とか。 そして、運行システムにも興味があります。雑誌で言えば「鉄道ジャーナル」など。
対象車両の違いは出身地の違いにも関係があります。 夫の方は最後まで蒸気機関車が走っていた土地。通学をそれでしていたとか。今となっては敗戦となった路線もいくつもある地域です。 私の方は東海道新幹線の通ってた所。山手線は物心ついたときには4扉だったという所。蒸気機関車はもう走っていませんでした。
鉄道ファンには女性は少ないという話なのですが、全くいないわけではなく、以前、犬山に行った際には「高山線を各駅停車で乗ってきた」という女性と風呂場で話しの花を咲かせました。
一言で「鉄道ファン」といっても、様々な分野があります。
「着物」や「装束」も同じですね。「目前の着ることで十分」な人、「着付けもバッチリしたい人」「歴史や由来もこだわる人」「着ることより『着てなにするか』が重要な人」と色々います。 まだまだ、狭いので、別の意向の人が混ざってしまうことも多いところでもあります。
私の場合は、着てるだけで十分なときもあるけど、着付けはそれなりに出来た方がいいし、昔はどんなものをどんな風に着ていたかも興味があるし、そういうものを着ていた人がどんな暮らしをしていたかも興味があります。そして、そういったことを真似事してもみたい。 一見、大仰だったり、不必要に感じる動作も、昔の出で立ちですると、ジツは理に適った動作であることがわかります。 不可解なポーズに見える絵巻物も、着てみれば、なるほどと。
他の人はそこまでしない、とか、また別の方向の趣向の方にこだわっているなど、色々いますね。
できうることなら、お互いを批難しないでいきたいものです。
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