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2004/12/22(水)
年賀状
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年賀状の季節です。 そこで気になるのが、喪中はがき。 今年は心なしか多いように感じました。もうそんな歳というべきなのでしょうか。 喪中とする範囲も人によりさまざまなので、場合によっては何回も喪中はがきを戴いた方もいます。 両親は当然として、祖父母や伯父伯母など広く対象とされる方もいます。
さて、喪中はがきを戴いた方への賀状はどうされていますか? 年賀状は本来、お年始に伺うことを簡略化し、書状に換えたものが由来です。ですから、お年始に伺えないお宅への賀状は出さないという考え方もあります。 また一方では、「喪中だから、こちらは出さないのでご容赦を」という意味を「送る方は構わない」と取る考え方もあります。
昔は「喪中」と言えば、家を閉じ、職も休職して、普段から誰とも会わずに喪服を着て過ごしたのだそうです。 ところが、現在といえば、葬儀当日に初七日までやってしまって、職場に復帰。以降は喪服さえ普段には着ません。そして休日を選んで49日というところでしょう。 それどころか旅行に行ったり、忘年会やクリスマスに出席した人もいるでしょう。
昔は、対象との血縁度で日数が決まっていました。1年にも達する服喪は両親や育ての親など格別に親しい相手へのものでした。 ところが、最近は喪中はがきを出す人は血縁度とは関係なく一律に「1年服喪」のようです。亡くなる時期が1月から3月と記されてくる方が多いので。 親密度は血縁度とはかならずしも一致しないので、差出人の認識で構わないのですが。
私は今年の3月、祖母が他界しました。キリスト教で送りましたので、50日で納骨した時点で服喪は終わりとしました。 (キリスト教は50日目を納骨として、昇天日としています。 死亡日から数えるので、仏教の49日と同じ日数になります) ですから、年賀状は普通に出す予定で、喪中はがきなどは出さなかったのですが、ご存知な方から「年賀状は出しても良いのか」と聞かれることがありました。
服喪はがきを戴いた方には年賀状ではなく「寒中見舞い」を出すことにしています。年賀状を出す相手の多くは年賀状だけでご挨拶を差し上げています。これが飛んでしまうと、色々と不便なこともあるので。
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