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2004/12/10(金)
着物は高い?
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姫の友人が遊びに来ていた。 夕刻になって姫を塾に送っていくのに着替えているのをその友人は見ていた。 「いいなぁ、うち、着物は高いから、って買ってくれないんです」 「あら、この着物なんて5000円よ」昨日かってきたばかりの化繊の着物の糸を切りながら私は答えた。 「えーっ!そんな安いんですか?」 もっとも、長着だけで着られるわけではないので、「着物一式」となれば、結構かかるといえばかかるが。 といっても、親が想定しているような金額からは遥かに安い筈。
もっとも、親にとって面倒なのは「買う」ことだけでなく、「着せること」にもあるんじゃないかと思うけど、そのための「髪結い、着付け費用」なんて考えたら、ますますお財布が軽くなる。
子供って、案外と着物に憧れる。但し、子供向けの着付け教室だの体験教室だのって、まずない。 「お茶」だ「墨絵」だという体験も良いが、まずに「着物を着てみる」ではないだろうか。洋服だと、一見不要(いや、十分に不要)な立ち居の規則が、着物になると、必然になることがすぐに判る。
んで、その着物は七五三や成人式のようなゴーカな一式ではなく、小紋だとかウール、木綿の気軽なものから始めると良い。 着物が普段着だった頃、晴れ着は普段着の園延長にあった。多少は着物が重かったり、帯がきつかったりするが、その程度。 ところが今や、普段はTシャツ、短パンなのが、いきなり、袖も長く、ギシギシと梱包物のように巻き込まれて、初めて履く「草履」も鼻緒が擦れるし歩き難い。頭もイロイロ載ってて重い。 ここから入れば嫌いにもなろう。
でも、案外とこの作業に懲りているのは親だけで、子供は「又着たいなぁ」なんて思っていたりする。
また、「若菜会」開催しようかなぁ。お正月ってことで。
※若菜会: お姫さんと同学年程度を対象とした「着物、もしくは平安装束」を着て、半日ほど過ごす会。 先の花見の宴を見る通り、案外とむちゃくちゃである。
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