優妃 讃良の着物についておもうこと
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2004/12/31(金) 大雪だ!
山形は酒田に実家に到着した夫より朝っぱらから電話。
「雪降ってるよー!」
はー、そーですか。日本海側だから、雪降るのはそんなに珍しいことではないが、結婚してからこっち、大して雪は降らなくなっていた。天下の晴女がいると、雪も降り難いのか。
そして、晴女が帰省しなかったから、安心して降っているのか。

なんて、思ってたら、午後からこちらでも雪が降り出した。
今度は横浜の実家から電話「こっちも雪降ってるよ」とな。

先日の初雪に比べて、最初っから、積もってくる。今日は寒いようだ。

夕刻、今年最後の買出しに行こうとしてドキ!
積雪は10cmか20cmというところだが、今夜踏み潰していくと、明日は凍結する可能性がある。明日は朝から横浜の実家に年始に出かけるのだから、これは危険。

娘と雪かき。我が家の敷地は通りから、ちょっと私道を入ったところにある。車2台分程。ここは誰も雪かきをしてくれない。自分でするほかはない。

この辺の雪かきにはスコップよりも、ちりとりの方が都合が良い。お向かいの家では専用の樹脂の雪かきスコップでガシガシとよけている。

やっと、私道の雪をよけて車で出ようとしたら「ズルル」車が何かに乗り上げて、空回り。通りに出る寸前のところの雪だ。
通りは既にわだちができているが、そこに乗るほんの20cmばかりのところを乗り越えたわけだ。
ここは明日危険。帰宅後に娘が雪かき。大変なので、一方に出るのみとしたので
、家の前に1/4円の雪がかかれた。

同じ私道の半分隣のお家は明けてから、雪かきしていた。
予想通り、踏みしめた雪は凍結し、簡単には はがれない。
やっぱり昨日やっておいてよかった。

もちろん、愛車のタイヤは冬タイヤ。ABSも付いている。
凍結路面でたまにABSを効かせながらも、雪途を出かけていった。

2004/12/27(月) ゴミ出し 空き缶の日
空き缶、空き瓶は資源ごみなので、日を決めて別途収集します。
ガラスは色ごとに、空き缶はアルミとスチールに分けて。
きちんと分別されるように、また、悪徳業者が先にかっさらって行かないように、と班単位で当番に立ちます。
今日はウチの班の当番日。一年チョイのサイクルで回ってくるのですが、引っ越した当初は夏の暑いまっさかりでした。暑い日の当番もきつかったですが、寒い日もなかなかです。

忙しい朝のことなので、30分ごとに分けて、各3名位が立ちます。共働きの家は出勤時間があるので、早い方へ、子供の送り出しのある家はその時間帯以降が希望時間帯。
そのせいで、7:30-8:00が一番人気が低い。子供の家を出る時間帯であり、出勤時間帯でもあるから。

というこの時間帯の当番でした。相方は、既に子供は就職という年齢になっているお二方。

夏場に比べて出ている瓶缶の数は少なかった。
また意外と皆早く出したのか、後から来るのか、来る人も夏に比べてまばら。
低い冬の日は、瓶缶収集場所を日陰にしていて、ますます寒い。
夏の暑い日には上からカンカン照らしてくれて暑かったのに。

というこの日のいでたち。
着物を二枚重ねて、袴を穿き、ウールの道中着を着込みました。
「寒そう」といわれたのですが、私にすれば、向こうの方がよっぽど寒そう。細いパンツの下はいいとこズボン下くらい、上にはコートも着ずにセーターだけですもの。

2004/12/24(金) 同じ趣味とは限らない
「鉄道ファンです」という方、よーく聞くと、「カメラで撮るのが好き」「切符を集めるのが好き」「旅するのが好き」「ローカル線を乗るのが好き」「模型を集めています」などなど色々います。「乗り鉄」「旅鉄」などの言い方もあるようです。
我が家は夫婦共に「鉄道ファン」なのですが、分野が多少違います。夫は「乗り鉄」で青春18切符愛好者です。車両も蒸気機関車を初めとする古い車両を好みます。JTB出版の「鉄道廃線跡を行く」などが好み。
私は模型の方。といってもジオラマは作りません。車両そのものが好きなんです。1両分のレールにのっけて、うっとりと見つめる。たまに輪にしたレールの上を走らせる。車両は新造車系統。新幹線とか特急車両とか。
そして、運行システムにも興味があります。雑誌で言えば「鉄道ジャーナル」など。

対象車両の違いは出身地の違いにも関係があります。
夫の方は最後まで蒸気機関車が走っていた土地。通学をそれでしていたとか。今となっては敗戦となった路線もいくつもある地域です。
私の方は東海道新幹線の通ってた所。山手線は物心ついたときには4扉だったという所。蒸気機関車はもう走っていませんでした。

鉄道ファンには女性は少ないという話なのですが、全くいないわけではなく、以前、犬山に行った際には「高山線を各駅停車で乗ってきた」という女性と風呂場で話しの花を咲かせました。

一言で「鉄道ファン」といっても、様々な分野があります。

「着物」や「装束」も同じですね。「目前の着ることで十分」な人、「着付けもバッチリしたい人」「歴史や由来もこだわる人」「着ることより『着てなにするか』が重要な人」と色々います。
まだまだ、狭いので、別の意向の人が混ざってしまうことも多いところでもあります。

私の場合は、着てるだけで十分なときもあるけど、着付けはそれなりに出来た方がいいし、昔はどんなものをどんな風に着ていたかも興味があるし、そういうものを着ていた人がどんな暮らしをしていたかも興味があります。そして、そういったことを真似事してもみたい。
一見、大仰だったり、不必要に感じる動作も、昔の出で立ちですると、ジツは理に適った動作であることがわかります。
不可解なポーズに見える絵巻物も、着てみれば、なるほどと。

他の人はそこまでしない、とか、また別の方向の趣向の方にこだわっているなど、色々いますね。

できうることなら、お互いを批難しないでいきたいものです。

2004/12/23(木) 優妃 讃良の由来
優妃 讃良(ゆい さらら)の名前は古いです。
もう20年以上使っています。まもなく30年になりましょうか。
最近は装束や着物関係に多く顔を出しているので、いかにもそれらしい名前ですが、これらは3,4年ばかりの話し。
その前にアニパロ作家してたとき、更にもっと前からの名前です。
讃良は鵜野讃良皇女(うののさららのひめみこ)に由来します。
これは持統天皇の皇女時代の名前です。
女性であっても、天皇家を盛り立て、次代につないだ人。ある意味、天皇家が万世一系になる祖を築いた人であります。
一人娘で家を守る立場にあったプレッシャーもあった私は、彼女にならおうと、お名を戴いたのでした。

優妃は親戚の姓です。尊敬する大叔母の姓です。
(先ごろ、女紋を受け継ぐことになったのですが、意外にすごい紋だったので、紋付を着るときにドキドキしそうです。)

以来の私の二つ名です。婚姻によって姓が変わったという意味では一番長く使い続けている名前になります。

2004/12/22(水) 年賀状
年賀状の季節です。
そこで気になるのが、喪中はがき。
今年は心なしか多いように感じました。もうそんな歳というべきなのでしょうか。
喪中とする範囲も人によりさまざまなので、場合によっては何回も喪中はがきを戴いた方もいます。
両親は当然として、祖父母や伯父伯母など広く対象とされる方もいます。

さて、喪中はがきを戴いた方への賀状はどうされていますか?
年賀状は本来、お年始に伺うことを簡略化し、書状に換えたものが由来です。ですから、お年始に伺えないお宅への賀状は出さないという考え方もあります。
また一方では、「喪中だから、こちらは出さないのでご容赦を」という意味を「送る方は構わない」と取る考え方もあります。

昔は「喪中」と言えば、家を閉じ、職も休職して、普段から誰とも会わずに喪服を着て過ごしたのだそうです。
ところが、現在といえば、葬儀当日に初七日までやってしまって、職場に復帰。以降は喪服さえ普段には着ません。そして休日を選んで49日というところでしょう。
それどころか旅行に行ったり、忘年会やクリスマスに出席した人もいるでしょう。

昔は、対象との血縁度で日数が決まっていました。1年にも達する服喪は両親や育ての親など格別に親しい相手へのものでした。
ところが、最近は喪中はがきを出す人は血縁度とは関係なく一律に「1年服喪」のようです。亡くなる時期が1月から3月と記されてくる方が多いので。
親密度は血縁度とはかならずしも一致しないので、差出人の認識で構わないのですが。

私は今年の3月、祖母が他界しました。キリスト教で送りましたので、50日で納骨した時点で服喪は終わりとしました。
(キリスト教は50日目を納骨として、昇天日としています。
死亡日から数えるので、仏教の49日と同じ日数になります)
ですから、年賀状は普通に出す予定で、喪中はがきなどは出さなかったのですが、ご存知な方から「年賀状は出しても良いのか」と聞かれることがありました。

服喪はがきを戴いた方には年賀状ではなく「寒中見舞い」を出すことにしています。年賀状を出す相手の多くは年賀状だけでご挨拶を差し上げています。これが飛んでしまうと、色々と不便なこともあるので。

2004/12/20(月) 平安時代の更衣カレンダー
平安時代末期に書かれた「満佐須計装束抄」から、当時の衣類の更衣を追ってみました。行頭の月日は旧暦です。

4月1日 薄絹 単は白生絹。
   新暦ではだいたい5月初前後。
   丁度、暑くなってくる時期ですね。ここで袷が「練絹」の厚手のものから「薄絹」になります。
5月1日 捻り重ね
   単に仕立てたものを袖口や襟口で捻り合わせて一つにしたもの。着る枚数も減ります。
新暦では6月、今でも半袖に衣更えする季節です。
6月1日 単重ね
   もう単だけを3枚ほど重ねて着ているだけ。
   新暦では7月の梅雨明け頃、暑い盛りです。
7月7日 仕立は同じ単重ねですが、色が真夏対応です。
8月1日 単重ねに戻ります。色目には秋の草花の傾向 
     新暦では9月前半。残暑の時期です。
8月15日 綿入れぬ生絹 生地的には4月の初夏と同じ
9月9日 生絹に綿入れて。新暦で10月。もう「暖かい」が恋しい季節
10月1日 やっと練絹に綿入れての、いわゆる「十二単」な生地の時期。
     新暦なら11月。 袷の着物に羽織がほしい季節。
11月23日 五節とは今の新嘗祭に行われる祭り。
     ここから正月を越えて初夏になるまでは祝い色や梅の色など華やかな色を着ます。

生絹(すずし)を夏物、練絹(ねりぎぬ)を冬物とすると、平安の人は生絹を着ている期間が長いんですよ。旧暦4月1日から9月末日迄。新暦に換算すると5月初から11月初位まで。
衣更えを6月と10月する昨今よりも前後に1ヶ月長いです。
今の更衣だと5月の好天気には冬服は暑く、10月の冬服も暑い。平安時代の更衣カレンダーの方が今の現代人にとっても適切です。

さて、異常気象といわれている今年。旧暦と新暦が通常の1ヶ月ずれでなく2ヶ月近くずれていたのをご存知ですか?
練絹に着替える旧暦10月1日は、今年は11月12日だったのです。10月どころか11月になっても袷を着る雰囲気でなく、単の御召や大島なんかが着易いと思ったら、旧暦で見れば、まだ単の時期なんじゃございませんか。
気候は太陽暦よりも太陰暦の方がぴったりくるのではないかと妙な納得をした次第でした。   

2004/12/19(日) クリスマス礼拝
教会では、「12月25日のすぐ手前の日曜日」がクリスマス礼拝となる。24日は夕刻にイブの待降礼拝(生誕を待つの意味)が燭火礼拝(キャンドル・サービス)として持たれる。そして25日の早朝もしくは午前中に降誕礼拝が行われる。

最近の日本では、なぜか24日のクリスマス・イブにパーティを行うことが多く、24日の夕刻には駅構内にまでケーキ屋が出張してきて販売合戦をし、スーパーもクリスマス色になる。が、一夜明けて25日になると、スーパーの横断幕も取りはらわれて、正月商品が並べられてしまう。

昨年は、夫が25日に定時退社しようとしたら、「クリスマスは昨日だったでしょ」という爆笑な返事が来たとか。

ともあれ、クリスマスの日曜礼拝は今年は18日でした。
礼拝後に行われるパーティ用に 昨夜、焼いておこうと思った、ワッフルは、今朝焼くことにしたはいいけど、なぜか、いつものワッフル焼機が見つからない。
時間もないので、ホットケーキに変更。フライパンに5cm大の丸を沢山落として焼く。

なんて、ドタバタしていると、もう着ていけるものは着物しかない。今年おニューの黒の化繊小紋を着て、紫の袴をつけ、小紋の長羽織をはおる。

そして、姫の友人を連れてGO!

不恰好なホットケーキだったが、幸いに全て誰かのお腹の中に。
ローストビーフの飾りつけた皿はローストビーフだけさらわれていた。
そして、最後は残った手巻きすしを貰って帰途。これは夕食に。

最近、なかなかいけなくなっていた教会では教会員に「もっと来てよね」と言われる。体調がまだ万全でなく、姫の受験で日曜テストなかもあったりするので、不義理状態。
でも、どうにかクリスマス礼拝だけでも出れてよかった。

2004/12/18(土) クリスマス・プレゼントは履物
「ボーナス入ったら、靴を新調する」といってた殿の靴を買いに行く。「雨の日歩くと、水が滲みるんだ」と、裏を返してみれば、山切りな谷部分の一角にヒビが入っている。
普段履きなので、そう高いものではないが。
というと、姫の運動靴もボロけている。中学に行けが指定靴になるので、もうしばらくだから我慢すれば、と言ったのだが、クリスマス景気な殿は「中学入っても、普段はきにすればいいよ」と。
2人が新調すると、残る私もモノ寂しい。
「ママなら草履かな」と姫。
「そういえば、黒のエナメルが脇が剥げてて、履くなって言ってたよね」と私。

というわけで、今度は草履を買いに。靴屋では売っていないので。
草履はやはりすげてくれるところが良い。
で、熊谷駅の側の商店街の一角にある履物屋さんに。表には安っぽいサンダルなどが並ぶが、実はれっきとした草履や下駄を扱う店。奥には、専用の仕事台もある。
店にならぶ黒系の草履を見るが今一つピンとこない。
「黒で、これくらいの価格のですか?ちょっと待ってて下さいね」とどこかに消えて、出てきたのは黒ばっかり数十足。
前に下駄を買ったときもそうだったが、この店は奥の方が商品が多いようだ。
そのなかから鼻緒の気に入ったのを選ぶ。
ちょっときついかなと思った鼻緒は店の主人がコネコネと根元を柔らかくするとぴったりに。前に下駄を買ったときにきつめにすげたのを覚えているようだ。こういう「覚えている」ってのは大好き。

新年に向かって、3人の足元が新しくなりました。

2004/12/16(木) ドルパ12の写真
残念ながら、人形の方じゃなくて、人間サマの方。
みんなで着物。
しかし、なんちゅうポーズだ。

2004/12/15(水) お召しとは
俗に「お召し」と言えば、「お召し縮緬」を指し、江戸時代の某将軍が愛用したことにより、その名が付けられたという。
本来の柄は縦縞模様で柳状縮緬、縞御召とも言うらしい。
今では、絣を施したモノの方が出回る量は多い。
生糸を先染めし、強いヨリをかけて織り、これを水洗いして、シボを立てる方式。先染め織物は主に玉糸を使う紬が多いが、これは生糸を使う。「先染め縮緬」とも呼ばれるが、糸を染める時点で一旦水を通る御召と、染めてから水を通る縮緬では風合いが異なり、御召はシャッキリしたところが特徴。
軽く、ハリがあるので、単にも袷にも向く。

水には弱く、雨でも縮む。自宅での手洗いは止めた方が良い。
シボがあるので、皺がよりにくいように思えるが、意外と皺はつきやすく、自然に取れることはない。

主な産地は次の通り
白鷹御召(しらたか):山形県置賜(おきたま)地方で生産される。
 年間生産量は最近は100反に満たず、着物系博物館に直行という噂もある。
 シボは大きめ。その関係で、着崩れしにくいので旅着には向く。
桐生御召(きりゅう):群馬県桐生市を中心とする地域で生産される。江戸時代、西陣の職人が移住して始めたとされ、西陣の現在の織元が江戸時代以降開業という意味で、ほぼ同じ程度の歴史を持つ。銘仙や錦織と並んで御召も生産されている。
個人的には一番見かけない産地。
塩沢御召(しおざわ):新潟県塩沢が産地。個人的には塩沢紬と区別がつかない。
西陣御召(にしじん):京都西陣が産地。御召縮緬はここに端を発するらしい。矢絣御召が有名。明治・大正時代には女学生の通学服としても愛された。
一越縮緬よりもさらにシボの小さい生地。着古してくると普通の縮緬と差のない柔らかさになる。

絣模様には各地特徴がある、見る人が見れば、どこのものか判るらしい。
他に「ウール御召」「化繊御召」「ゴブラン御召」「上代御召」など、「御召風織物」が色々とあるという。
また「無地御召」という白生地に織るものもある。これを染めたり、絵を描いたりしたものを「加工御召」という。

無地御召を一つ紋で色無地に染めたものは「色無地」と同格に扱われるらしい。
御召の一般の格はモトモトが「偉いさんの普段着」なので、冠婚葬祭用未満。お茶道での格は不明。

私の個人的な利用範囲では「普段のお買物より上、冠婚葬祭未満」というところ。小紋や大島と同格。

お縫い御召
「お召し」とはモトモト、偉い人の着るものを指した。
だから、本来は上記の生地に限らない。
その例が「御縫御召(おぬいおめし)」。公家の衣類で、平絹に手刺繍を一面にほどこした着物。皇后なども、自ら針を取り、自分の子供のために縫ったという。夏の紗、冬の羽二重など四季に応じた正絹生地や麻上布を用いる。

写真は白鷹御召。絣模様のもあるが、これは縞御召。白糸2本、萌黄糸4本の縞模様はほとんど無地感覚。
一緒に売っていた同じ織元の絣御召が倍の金額だった。
「絣の手間」がよくわかる。

12月絵日記の続き


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