優妃 讃良の着物についておもうこと
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2004/10/09(土) 台風を避けて旅に出る
初めて使った「台風」お天気マーク。
そう、台風が来るのです。
先日、電話をかけた実家には「断念しなさい、着物なんてもっての外!」などと言われたけど、「電車は動いている。Go!」と出発。
大伯母の着物の中から、袷の色大島に帯は黒のシュス地に銀で紅葉を刺繍した名古屋帯。生地が厚くて裏ナシ。帯揚げは薄小豆色に桔梗模様、帯締めは太いナイキ組みの臙脂。羽織は黒地の桜小紋。背中一杯にシダレ桜が揺れる。そして雨用に赤と緑の交織りの紗の雨コートを能装束風の壺折りに着付けて。草履は雨草履。

念のため、車は駅の車寄せまで付けてもらう。車椅子用にエレベータのとこまで樹脂の屋根がある。これで濡れずに駅に到着。
駐車場まで車を置きに行った殿が戻ってきて、さて出発。

 行田駅から熊谷駅まで、まずは一駅 高崎線に乗る。見れば、グリーン車付きではありませんか。10/16迄はグリーン車は無料。一駅と言えども乗った乗った。
どこから来て、どこに行くのか、グリーン車の中は既に旅行気分でお菓子を広げている家族までいました。
 熊谷からの新幹線は通称MAXUと呼ばれるE4系。普通指定席車両に3人掛けです。
室内は蒸すのか、しばらくは不要な雨コートを脱ぎました。膝の上で袖畳み。薄い紗の雨コートはちっちゃくなってバッグの中へ。
上越国境と呼ばれる清水トンネルを抜けて越後湯沢に着くと、雨は上がっていました。目の前近くに等高線きっかりに下線を引いたような雲が流れていきます。台風は山の向こう側からこちらには来られないようです。
新潟駅で乗り換えて羽越本線を特急「いなほ」号で。
指定券が取れなかったので、自由席です。指定席車両は当然満席。自由席車両の方も満席。幸い、席を向かい合わせて3人分の席を確保することができました。残り1席には、村上まで行くお嬢さん。(聞いた訳ではなく、検察のときにわかったので)
酒田駅につくと、台風の尻尾がこっちに振ってきたようです。パラパラと。でも、義父が車で迎えに来ていたので、そのまま車に駆け込みました。小雨模様の中を家へ。

TVの中では東海道線の不通やら、静岡や神奈川の水害やら地滑り、更に進んで渋谷駅の水の中をジャボジャボを歩く人やらを延々と放映されていました。が、ここでは、外は小雨が降ったり止んだり。
埼玉の家にいたら、暴風で買物にも行けない状態だったので、偶然にも「台風避難」になっている感じでした。

家についてご挨拶が済めば、余所行きはサッサと着替えるに限ります。姫は浴衣に正絹の兵庫帯、私はこれも大伯母の着物の中から普段着らしき対丈の着物を、濃い紺に花柄の伊達締めっぽくないのを結んで帯省略という気楽姿に。


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