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2004/10/06(水)
着物を追ってハシゴ
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本当は昨日行こうと思ったのですが、「傘があっても濡れる覚悟を」などと天気予報が言う位の雨降りに断念。 したら、今日はなんと良い天気。
いでたちは、先日、大伯母の家から担いできた着物の山から。 蚊絣にとりどりの不定形ブチのついた単の大島に紺の染め帯。帯は前と太鼓部分にクリーム地で菊柄。羽織は本紗の透ける薄物。 これが糸も切っていないのだから。 大島は銀座松屋、羽織は伊勢丹のたとう紙でした。 帯板は先日さが美で買い求めたアンティーク柄。枕も同じ柄。 帯揚げは以前松屋で買った縮緬に薔薇柄の小紋。 帯締めは呉盟会で玉川屋さんが選んでくれた三分紐。 草履は前回の松屋の「きもの市」で鼻緒をすげたもの。
まずは、お願いしていた着物の引き取りに。渋谷へ。 念願の白鷹お召しです。「縞は粋になるので難しいから」と親に言われて敬遠していましたが、これくらいの細縞は無地感覚です。高いところでは100万円もするという白鷹、絣のない縞を直流通も手伝って、メチャ安だった。
お店で話していて着ている大島の話になって見てもらったところ、これは相当良い品だそうな。蚊絣だけでなく、ブチも染めでなく絣で作られていました。いわゆる「色大島」というのでしょうか?多色絣です。
次は銀座の松屋の「きもの」市。 いきつけの掲示板でも行った人がいる位、都心圏の着物ファンには注目の高い催し物。 今年は、アンティーク柄に強い、紫織庵や蕪松庵、よきもの倶楽部など、若い着物ファン向けのコーナーが充実していました。 リサイクル屋さんもいい着物を出しています。昨年同様、袴狙い。今年はボカシの袴が出ていました。コソっと隠すようなコーナーにあったのは何でなのやら。
この辺は一般のバーゲン会場と同じだったのですが、正絹反物コーナーに行ったとたんに捕まってしまいました。担当さんは今や部長なので、売り場には滅多に出てこないのですが、いつの間にやら若い衆が私の顔を覚えていたようで。 更に彼は担当までひっぱりだして、でも年配の男性の色センスは良いですね。玉川屋の大旦那のセンスも抜群ですが、松屋の担当さんもいいです。同じ年配でもオバちゃんは油断がなりません。歳の割りには専門暦が短い人がいるから。
そして、大伯母の着物整理用にウコンの風呂敷も大量にゲット。 カタマリにして整理しなくては、どうにもなりません。
今日のお出かけのために、着物の山に雪崩を起こしてしまった。
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