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2003/09/27(土)
秋になると着物の季節?
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最近の着物関連サイトの口切りに「着物の着られる季節になってきました」というのがあります。 これは「夏は着物を着る季節ではないですね」と言っているのと同じ。
確かに着物暦の短い人や手持ち着物の少ない場合、袷から入るケースは多いので、夏用の着物は持っていない場合が多い。 しかも、夏用着物の着付けについて書かれた本はなかったりする。初心者のどれほどが夏の着物を着るには、肌着から小物に至る迄全てが違うなんてことを知っているだろうか? まして「一つ涼しい、着物の着付け方」なんてのも。
肌襦袢は麻や楊柳、もしくは半襦袢で肌襦袢を省くとか、 帯板はメッシュ、帯締めも帯揚げも夏物。
この辺を袷のときのものを流用してしまうと暑い。 特に、正絹でなく、化繊を着る場合には下は麻かせめて麻混。
襟は前も後ろもぐりぐり開ける。訪問着を着るわけじゃない、その辺ぶらつく普段着なのだから。
でも秋は秋で色が多彩にできるし、襦袢や重ね襟の楽しみもあるので、袷の時期は袷の時期として、やはり楽しいのは事実。
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