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2003/09/26(金)
平安装束で
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我が家には、「木綿単衣の小ウチギ」という謎のものがある。 平安装束には、当時繊維としてなかった木綿はないし、まして、裏なしなんてものもない。
何かといえば「普段着」である。普段着の基本は「汚れても良い、洗えるのが良い」である。装束柄とはいい難いが、着物柄と言われればそんな気がしないでもない赤地に蝶の総柄小紋風。蝶の縁取りは金泥。もちろん、メーター380円の112幅はお安い。
普段着にそんなものを羽織っているのかというと、答えはYes。 着物は「小袖」といって袖を閉じているが、装束は「広袖」といって袖口側を閉じない仕立てになる。閉じない方が袖の取り回しは楽なのである。
などと、やってたら、キンコーンと来訪者。居留守を決め込もうかと思ったが、郵便屋の書留ではそうもいかない。 顔色一つ変えずに事務的に用をすませて帰っていく彼は、頭の中で何を思ったろうか。
今日のお衣装。モデルは瑛姫で。
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