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2003/09/14(日)
装束で宴
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装束で宴は難しい。 なにせ、着物以上に「初心者」が揃っている。 着物の立ち居が出来ている場合は、少しはタシになるが、形状が違うので、異なる所作が必要である。 そして、「着物の経験まったくなし」というのも意外にもいる。 装束に入ってくるルートは「着物」経由でないことがよくわかる。
そして、とにもかくにも、着物以上に大きい装束を着て動くとなると、立ち居について色々と知らないと自分も側にいる人もなかなか大変な目に遭う。
たとえば、冠をかぶっている場合、ふいに首を回すと、後ろの嬰がブンと回り、側の人に激突!そして、嬰にひっぱられて当人も「おっとっとぉ」となる。 裾を踏みつけるのはありそうだが、帯並に厚手の上着は、そのまま床のものもなぎはらう。袖丈2尺の袖も同様。
前に据えられた膳をまたぐなんてのは着物でも厳禁だが、装束では厳禁どころではない。二次三次災害が起きるのである。
それでも、装束は楽しい。梅の里に、山登り姿より、よほど似つかわしい。
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