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2003/12/28(日)
子供の教育について
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「ゆとり教育」は「学力の低下」につながることがはっきりしたらしく「発展的授業も可」という項目が付け加えられるらしい。 とはいえ「小学校受験のためには幼稚園からお勉強なんて」という拒否派もいる。 幼稚園はともかく、小学校時代を中学受験に向かって勉強するか「のびのび遊ぶ」かは大きく分かれるところであろう。 が、なんとなく「小学校のうちはまだまだ『遊ぶ』の方よねぇ」と思う方々も多いように思う。 が、本当にそうなのだろうか?小学校の間、ろくに勉強もせずに遊び暮らし、中学に入ったら「さぁ、勉強まっしぐら」なんて程に人間は器用なのだろうか?
もちろん「蛙の子は蛙」なのだから、いい学校を出なかった親の子供が東大や慶応を首席で卒業することを願って尻を叩くなどということは無謀なことであるが、「勉学することの習慣つけ」といったことは小学校時代に身に着けておくべき重要な技能だと思う。 幼稚園児や小学生の記憶力たるやすさまじいものがある。 これを遊びの技能「だけ」に費やすのはまことに惜しい。
子供によって教え方、覚え方には差異があるので、我が家も試行錯誤の結果ではあるが、「要点シリーズ」というマメ本の四字熟語やことわざ、歴史事項などと1冊辺り3,4日で覚えてしまうのは驚愕。(まぁ、この記憶量なんて、ゲームの攻略用情報に比べれば微々たるもの。並行して複数のゲーム攻略情報も溜め込んでいる)
で、これが、どこで着物の話につながるかというと、ここから。 小学校で覚える内容は、着物に関わるものを覚えるということからかなり習得できる。 焼き物、塗り物、織物、歴史、草木染の知識は理科に通じる。柄や色目は四季の植生を現す。 だから、着物を着るということが身近にある場合、これらが自然に情報として蓄積される。
また、全ての知識や技能は「繰り返し行う」ことが覚えこむことの最短。着付けも子供の頃からしなれていれば、着易い着方も覚える。
というわけで、着物姿で受験勉強にいそしむ娘であった。 小学生も4年以降はちゃんと勉強した方が良いと思う。 受験勉強というのは、まことに機能的にできている。 なんせ「基礎を覚えて応用までを可能にする」のだから。 中学以降の知識が何かに役にたったかというと疑問だが、 中学受験のために覚えたことは実に実生活に役に立っている。 買い物の暗算、概算。旅行地の鉄道、地理、草花、時代劇を見るときの歴史、旅先の史跡を思うときに。
そして、子供と喧嘩するときには四字熟語とことわざで攻撃すると完結明瞭で致命傷を与えられる。(相手が知ってるから効くんだけどね。さもなければ、「馬の耳に念仏」だ)
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