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2004/11/03(水)
装束特別講習会
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装束関連を習う会、綺陽会で、着付けの一連の手順を作るために、撮影会をすることになりました。 「おさらいのいいチャンスですよ」というこの日に集まったのは、女性3名、男性4名。先生含めて8名。
女性は3名とも袴姿。松葉、濃(紫色のこと)、小豆と三者三様。 男性は、一人は白小袖に八藤の差袴という装束の基本スタイルの上に陰萌黄の羽織を着て。一人は紺の着流し。
何度か着付けの手順の練習の済んでいる狩衣から開始。 一手順毎にデジカメをパシャパシャ。 「頭 邪魔」と言われて頭を傾けたり、「下で見えない」と衣紋者とは別の人が横から布をたくし上げたり。 「そこでストップ!」と動作の途中で止められて「手震えているよ」「この状態辛いんです」 既に下書き済みの着付け手順を先生が読み上げるのですが「縫い目を持って・・・」「どの辺ですか?」「あ、そっか」とその場で手順にも朱を入れて。
狩衣を終えると衣冠に。衣冠の衣紋はまだやっていないので、皆初衣紋。衣冠のホウは真っ黒なので、特に裏側は、つまむ場所の検討がつきません。モソモソと場所を探す。
そして男性は衣冠の衣紋の練習を続ける横で女性はウチキの衣紋を始めます。まずは、裾を引いた状態。次に道中着という裾をたくしあげた衣紋に。これは見た人も少ないので「どうなってるんだ?」のレベルから謎のもの。 更に、「あ、紐忘れた!」という重大問題! 道中着の着付けには、丸くけ帯締めをもっとぶっとくした紐を使うのですが、今日は忘れてきてしまったとのこと。 衣冠の紐を代用にしたのですが、これは平紐なので、勝手が違いました。「込み入れる・・・」「入りませーーん」初めてなことも手伝ってなかなかうまくいきません。 「衣紋襞、くずれてるよ」ははは、崩れてるんじゃなくて、襞とりしてませんでした。しかも込みは脇の衣紋襞から体中心方向に込み入れているいくのに反対方向だと、当然変になる。
もっと練習が必要です。
最後に「髪結い」の話にもなり、試し。モデルになってくれた子の髪は細くて柔らかく、うまく格好がつきません。昔は「太くて、黒くて、長くて」というのを良しとしたのがわかる感じ。そういう髪質を活かした髪型なんですね。
「毛糸の束でも入れようか」とか、「つとウラの形は」などなど。気が付けば、公民館のお部屋の借り時間の限界間近。 あわてて着替えて出ました。
そして、いつものように側の飲み屋で打ち上げ。 いつものように装束話に花の咲く。
そして帰路は、また湘南新宿ラインをグリーン車で。 時間ギリギリでホームに駆け上がると「人身事故の影響で15分ほど遅れております」とアナウンス。 グリーン券をSUICAにチャージして、一旦、上に上がりカフェでお持ち帰りの紅茶を頼む。
人身事故の影響か、行楽帰りの混雑か、グリーン車も結構混んでいた。といっても席を選ばなければあった。 紅茶のカップを傾けながら、今日のテキストを見てオサライをしていると、検札。SUICAでチェックインした人は席上のランプがグリーンに点灯するので、何もなし。後では「グリーン灯にならない」と言うオジサン。どうやら、SUICAに金額チャージしただけで、グリーン券の購入をしてこなかったらしい。「恐縮ですが、車内料金となります」と。
私は今回ケチって一駅前までのグリーン券。だって、その先で料金アップなんだもん。一駅に200円は高い。 その辺まで行けば普通車も座れる筈なので。
一駅前でアテンダントに見送られて、一旦グリーン車の扉から出る。見送ってくれたアテンダントさん、すぐに隣の車両に乗り込んだのまで見ちゃったかな。
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