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2006/08/10(木)
暑い夏
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大学四年の時 韓国にいった。FIWCのワークキャンプに参加したんだ。ちょうど今頃の二週間だった。高校の恩師がさそってくれた。韓国の元ハンセン病の方々の定着村での舗装工事をするワークキャンプ。韓国の大学生たちといっしょに働いた二週間。関釜フェリーでいったんだ。下関から釜山まで。「あなたはいとうひろふみをしっていますか？」韓国の大学生がきいてきた。「ああ 知ってるよ。日本の初代の総理大臣で 千円札の顔になっているや、ほら」と わざわざ千円札を財布から出してみせるぶっちでした。今から思うとはずかしい。私は何も知りませんといいふらしているみたいなもんやった。1911年から朝鮮半島は大日本帝国の支配下に置かれていた。二等国民。一等が日本人、三等がミクロネシア人。日本語の会話を強要し、天皇陛下に忠誠を誓わせていた。名前も日本名にかえさせていたんだからね。兵役の義務はそしてその支配責任者の大物のひとりが伊藤博文だったんだ。恥ずかしながら社会科の教員免許を取得予定の自分がお札を見せたのだから わたしは何にも知りませんと平気な顔していいふらせているようなもんだった。伊藤博文は暗殺され、暗殺者はつかまったが 解放のヒーローとして 今も夏のドラマの主人公になっているらしいが そんなドラマが日本で放送されるはずもない。 現代座の女優のヨウコちゃんは沖縄出身だった。「あなたはやまとんちゅーです」とはっきりいわれたことがあった。 ブナの木の舞台で アイヌの人たちの楽器 ムックリを少しやっていた。 いろんなことを考える。暑い夏はまだまだ続く… この文章を京都のサイトに載せた。こんなこと載せる奴は浮いてしまうだろうけど それでも載せた。いろんなことの上に今の自分がある。そして生きている。その中で歌も生まれてくる。だから載せたかった。これからどんどん順位が下がっていくだろう。それでもいいから載せたかった。
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