ヨロコンデ ぶっちの日記でーす。
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2006/03/12(日) 空よ
朝はいい天気だった。今日こそ いもを植えるのだ。その前に 肥やしを買いに行かなければならない。作戦として 肥やしも義父が選ぶのだぶっちはど素人なのだから 教えてもらわないとできないから。ところが、義父は朝飯食ってねてしまった。9時40分、起こす。「さあ、肥やし買いにいきましょう」義父、ゆっくり起きて外へ。そして倉庫の中で 静止してしまった。「どうしたんですか?」と 問い掛けたあとの沈黙が長いのです。「・・・・・・道具が 1人用しか ねえんだ。あるけど、さびちゃってるから」「わかりました、俺、道具 自分の分 買いますから、行きましょう」「・・・・買わなくても、さびを落として使えばいいんだけどな」「わかりました。じゃあ、さびをおとすための道具もいっしょにかいます。今日は時間がもったいないから、とにかく肥やしを買いにいきましょう」「・・・・そうだな」義父、軽トラに乗ろうとする。「おとうさん、パジャマ」「・・・・」「それパジャマですよ」「・・・・あ、そうか」パジャマの上をカーディガンがわりにきていたのだ。サア、出発、「あ、おとうさん、財布は?」「・・・あ」財布を取りに母屋の中へ。さあ、出発。
「・・・・・Aコープに寄ってくれや。つまみ食いするも何もねえから 買いたいんだ」なんと、自分で買い物がしたいという。これはいいことだ。「はい、わかりました」そうだ、自分で買い物をするのは何ヶ月ぶりになるのだろうか。よし、これは脳への刺激になる。自分ひとりで買い物だ。
 Aコープの駐車場に到着、「おとうさん、ガソリン入れに行ってきます。それで また戻ってきますから」義父 がさごそ、かばんとあけて何かさがしている。「おとうさん、ガソリン入れて戻ってきますから」さあ、自分で降りて 自分で歩いていくのだ。でも 義父 がさごそ。「どうしたんですか?」「・・・・カードがねえんだ」「カード?」「・・・・ここに 入れておいたんだけどな」「それがないと買い物できないんですか?」「・・・・そうでも、ねえんだが、・・・安くなるんだ」「どれくらい?3000円 買い物したら 1000引きくらい?」「・・・・・そんなことにはならんだろうが」と 何度も何度も探している。「じゃあ、家に戻って 探しますか」「・・・・戻ったって どこあるのかわからん」「じゃあ、少し高くてもいいじゃないですか、あ、高い分、俺出しますよ」と、ぶっち財布から 300円出した。「・・・それは 受け取れん」と、義父はまだ 探している。よほど何かあるのだろう。もしかしたら 農協の組合員である証のカードなのか、それでレジをすれば 現金は後払いというカードなのか。それなら 大変だ。時間ばかりが過ぎていく。「おとうさん、店長さんに相談してくるね」と、事務室へ。店長さんはしんせきなのだ。恥をさらすみたいだけど、恥をさらしてでもすすまなきゃ。こっちにはカードがどんものなのかわからない。店長さんに事情を話す。店長さん、マーガリンのところへ連れていってくれた。カードを提示すれば マーガリンが70円 安くかえると貼ってあった。「いろいろ、対象商品があってね」70円安く買えるのか、それはこだわるのも無理はない。でも、組合員の証というような重要なものではないとわかる。なんとかせねばと、250円出して 再発行の手続きをした。そして 仮のカードを借りて 車に戻る。
 ようやく、車から降りてくれた。ゆっくり ゆっくり降りる。そして店内へ。自分でかごを持ち、自分で物を選び、自分でレジに並ぶ。そのことが大事。
 自分でかごを持った義父はふらふらと店内へ。ぶっちはちょっと離れて。まるで テレビの初めてのお使いのカメラマンみたいだ。
「何 買ったらいいのかわからん」「おとうさんの食べたいものを買ったらいいんですよ」
 義父は牛肉の缶詰10個と ABCチョコレートとビスケットと卵と納豆を買った。そして自分でレジへ。
 レジのおねえさんがイライラしているんじょが すごくすごくわかるほど、ゆっくり ゆっくり かばんから財布を出し、財布からお金とカードを出し、おつりとレシートをもらい またゆっくりゆっくりと財布の中に戻すのだ。まだまだのこの国では お客様商売のはずなのに いらいらしているのがすぐわかってしまう店員さんが存在する。もっと関わって はっきりと対処してあげればいいのに。

 さあ、いよいよ肥やしだ。豚ふん3袋。なぜか、お金はぶっちが払わされた。
あ、道具を義父に選んでもらって 脳を働かさなきゃ。
「おとうさん、こっちきてください。どれがいいですか」義父 ゆっくりとゆっくりと。「これは?」と一番安い奴「角度が悪い」「じゃあ、どれがいいんですか」義父 ゆっくり指を差す。なんと5000円もするじゃないか。小さな声で「おとうさん意外に高いんですね」「・・・・なに、ほんとうはもっともっと高いのがいいんだ。でも、ここじゃ売れネエから」なるほど、なるほど。それで購入。かわいいレジの女の子に精算してもらって、さあ、畑へ。義父、腕時計をみて「・・・もう昼だな」
 結局 昼飯を食べることになった。
 
 さあ、食後。空は曇ってきた。雨が一粒 ぽつり
 「あ、おとうさん」「・・・・だめだな」と また寝てしまった。雨はそのあと降ることもなく 曇り空でした。雨よ 降るなら降れよ はっきり降れよ。


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