|
2005/08/19(金)
ハーゲン
|
|
|
帰り道 隣に座ったのは ハーゲン君。ドイツ人、27歳、フランクフルトから南西に9キロの町に暮す青年だった。6週間の夏休みで日本へ。成田からまず岐阜のペンフレンドのところへ行き、次は広島、そして神戸、そして大阪と友人のところをとまり歩いている。東京から千葉の海に行って そのあと帰国するらしい。ドクターの資格をとったのだけれど、今はロシアの現代政治を勉強するために 大学院にいっていると。お爺さんは戦争に行って アメリカの捕虜になって収容所にいたと。お父さんは戦後生まれと。広島で シベリアに抑留されていた日本人画家が その頃を思い出して書いた画集を買ったと見せてくれた。 お互い片言英語での会話で これだけハーゲンのことがわかった。なんかうれしかった。東京駅で これから渋谷へ行く彼と抱き合って別れた。連絡先を教えあいはしなかった。でも生まれて初めて ドイツの人と話をした。
家に着いたら しんやが「とーたん、デズニ-ランドに連れてって」といった。きっと保育所の子供のだれかがいって話を聞いてきたんだろうな。さらに驚いたことに 仮面ライダーの人形があるではないか。「15日にラーメンふたりで食べたのよ。お子様ラーメン頼んだの。そしたらおもちゃがついてきて 仮面ライダーだったのよ」「選ばれへんかったんか?」「うん、お姉さん ニコニコとして 渡してくれたの。そしたらしんや 大喜びで いりませんとはいえなかった」「そうか」「仮面ライダーが手にもってる剣を 歩いているとき落としたの。そしたらしんや 歩いてきた道を自分で戻って 自分で見つけたんだからすごい執着心」「そうか、まあ、しゃあないな」仮面ライダーの足の裏見たら 2004と彫ってある。去年のライダーは なんだったのだろう?
|
|
|