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2022/02/26(土)
お久しぶりのグレズ
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グレズ2016 アルトカチャポワルDO チリ
カルメネール60% カベルネ・ソーヴィニョン30% メルロ4% ヴィオニエ2% マルベック2% ラクリマ・クリスティ1%
フランスから移住し、チリのワイナリーで色々な銘柄を造りながら1996にヴィニャ・ティパウメを創業したヴィニュロン、イヴ・プゼ氏がオーガニック&バイオダイナミックのデメテール認証を得て作るワイン中の約5%がグレズの生産量らしい。 アンフォラという素焼きの壺で6〜9ヶ月低温浸漬し、古樽で1年以上熟成後に瓶詰めされる。
以前2014に飲んだのが2012ヴィンテージのもので、生産量は647本でカベルネ・ソーヴィニョンが60%の量だったので、今回のものとは随分印象が違うし、醸造過程で亜硫酸無添加でした。 2016は1781本生産されています。 苦難の13を乗り越え、14からはカルメネール中心のブレンド割合になったのか? 開栓後に感じるのは二酸化硫黄の香り、以前の説明では樽の殺菌に燻らせているとあった。 今は安全上、デメテール規格内で気化したものを使用しているのかも。 とは言え、独特の還元香と言える香りは時間が経つと共に薄くなり、カルメレールの香りが前面に出てくる。 が・・・12のようなカベルネ・ソーヴィニョン中心の奥行きのある余韻は続かない。 シルキーで濃いワインでしかない感じがモンテスのパープルエンジェルのように濃いだけではないものになるには、カルメネールの成長を待つしかないかな。 アンティヤルのクエンやファレルニアのペドリスカル、コノ・スルオーガニックのグランレセルバの様な染みるワインに成長するかな? まだ18ヴィンテージがあるから、楽しみにしようっと。
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