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2005/01/06(木)
真冬日、そして『鉛色の空』・・・!
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『小寒』に入って二日目、うーん、かなり冷え込みました。 通勤途中、車で外気温度を測ってみました。自宅を出る頃氷点下4℃、途中の塩川町の陸橋周辺では氷点下6.5℃、会津若松市内に入ってからは氷点下7.5℃でした。 時間が経つにつれ、場所の変化で気温が下がっていくのが分かりました。 昨夜からの雪は全然積もっていませんでした。結局今日も出社一番乗りでした・・・! これだけ気温が低くなりますと、遠くの雄国山麓には霧が立ち込め雲海のようになり、田んぼに生えているススキ等には霧氷ができていました。 ただ曇り空でしたので、1月3日に撮影したような、雪国でありながら青空が綺麗な写真は撮れません。 私は明けて昨年の暮れに白鳥の写真や雪の積もった柿の実の写真を自宅に飾ろうと思ってA4版サイズにプリントしたのですが、実際に写真になるとあまりにも色の少ない、言葉では表現できない寂しさ・悲しさを2枚の写真に感じました。父の容態のこともあったものですから余計だとは思いますが、目頭にジーンと込みあげるものがありました。 簡単に云えば『水墨画』の世界ということなんでしょうが、『白鳥』の写真はプリントアウトしたまま飾らないで写真ホルダーにしまいました。 今でも『柿の実』の写真は飾って置いてますが、会津特有の鉛色の空、雪が薄く積もった杉林と朱色の柿の実・・・、父の状態はお陰様でかなり良い方向へ向いてきていますので私の精神状態は安定していますが、それでもその写真を見ると寂しさを感じます。 日本を代表する柳津町の版画家『斎藤 清(故人)』画伯の版画には「雪の蔵と朱色の柿」がよく登場しますが、何故なのか心温まるものを感じます。 雪が積もって丸くなった蔵というか、画伯の絵は色づかいは少ないのですが、不思議に寂しくないのです。『丸くなった』というところに人間の暖かみを感じるのかもしれません・・・! やはり人生50歳を過ぎれば『丸く感じさせる何か』を持ち合せる必要があるのではないでしょうか・・・。 〔今日の写真は「水墨画の世界」です。〕
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