|
2004/11/25(木)
『会津では珍しい樹木』に想いを寄せて・・・!
|
|
|
スギ科のコウヤマキ属コウヤマキ(高野槇)といいます。 日本特産種で、大きいものは高さ40m、直径1.5mになり、樹冠は狭円錐形。 樹皮はやや灰色を帯びた赤褐色で、長い薄片となってはがれる。長枝には褐色の鱗片葉がらせん状につき、短枝には2個の葉が合着した長さ6〜13cmの線形の葉が多数輪生する。花は4月頃開く。球果は長さ8〜13cmの楕円状円柱形で翌年の10月頃成熟する。 しばしば球果の先に葉がでる。 分布は本州(福島県以西)、四国、九州、用途は庭木、建築・器具・船舶材となっています。 以上は『日本の樹木』図鑑〜山と渓谷社〜から引用しました。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 私がマキの木と初めて出会ったのは、今から6年前位になります。 娘の大学が静岡県浜松市にあったものですから、そのときに下宿先の大家さんと話したのがきっかけでした。垣根に使用してありました。辺り一面を見回すとどこのお宅でも垣根に使用してありました。 もちろん、その頃の私は植物等には無頓着ではありましたが、余りにも珍しい樹木なので大家さんに尋ねました。「マキ」は、葉が密集して防風にもなることはもちろん、樹木は堅くて燃えにくいので防火にもなるとのことでした。 マキは暖かい地方にしか育たない、という話もそのとき聞きました。 このとき初めて思いました、日本の広さを・・・! いつか自分の庭が持てるようになったら、想い出の「マキ」を植えてみたいとはそのときは思いませんでしたが、ようやく実現出来るようになった昨年に、真っ先に「マキ」の木を造園屋さんにお願いした次第です。ただ調べてみると当時見たものはイヌマキ(犬槇) かもしれませんね・・・? 葉の大きさが微妙に違うように感じます。 当時の私は写真の趣味を全く持っていませんでしたので、今思えば残念です。頭の中の記憶は薄らぐ一方です。 喜多方市内でも「マキ」を庭木にされているところはあますよ・・・。 皆さんが御覧になった、サイトの蔵の町並散策の中に出てくる『三津谷の若菜家煉瓦蔵』のお宅には見事に剪定された「マキ」の木が入口の所に立派に聳えています。 もちろんレンガ蔵も立派ですが、先人が「マキ」の木を植えられたことに私の心は揺らぎます・・・。何故・・・松の木にしなかったのか・・・? きっと私が前述した会津では『珍しい樹木』であることは間違いありませんね・・・! 〔今日の写真は「三津谷の若菜家煉瓦蔵入り口のマキ」です。〕 手前一番右側がマキです。
|
|
|
|