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2005/10/24(月)
こだわった
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サイレンサーエンドの小さな部分ですが そのこだわりを理解してくれる人が居るという事は本当に嬉しいもんです。
このエンドのカールだけで、3つ以上の業者に断られました。 その小ささはムリデス。どうしてカールを小さくしたいの!? どちらも同じじゃないですか?との応えに、私は「そうですか…この大きなカールかっこわるくありません!?」と3つの業者とも理解しがたい様子でしたが、 このエンドのこだわりを同じ見解で理解してくれるひと! やっぱりいますよねぇ。
バイクの重心の遠いところに存在するサイレンサー部分の徹底的軽量化を考え、サイレンサー外装は今流行の色つきチタンより、やはり軽いドライカーボンを使い続け、 サイレンサー内部のパンチング部分にもチタンパンチングを使用。業者によっては、見えないからそこはステンレスの方が安いですよ。とステンにしてしまっているサイレンサーも多い中、いやチタンの方がやはり軽い。そこはコストアップしても譲れず。 全開走行後、サイレンサー内部をライトで照らしてみてみると、内部パンチングがチタン特有の虹色にっ!「そんなトコ見えないよ」と言われても、私は覗いて、「いい色付いたなぁ」と自画自賛です。
サイレンサーの音量含めた耐久性は、もちろん実際にレースに使用してもらいたいサイレンサーなので、モテ耐7時間走りきって、音量が越えてしまわないことをブラックバードで2年。CBR929などでも数年間の参戦で実証済み。もちろん8耐参戦でもOK、クリアーしました。
そのためには、パンチングのすぐそばにスチールウールの消音材。そしてそのまわり半分を普通のグラスウールで軽量化。 本当は、すべてグラスウールだと、全体がものすごく軽くできます。スチールウールは、それだけでも重量増。しかし耐久性は譲れずで半分スチールウールです。
カーボンは長年使用しているとどうしても焼けてくるので、ウール交換同様リペアが効くように両端をリベット止め。送ってもらえばすぐにリペアして再生出来ます。
そしてエンドカールね。ぶっとい口元のエンドカールなんて、全日本のどのマシン見たって絶対にないですよね。 とくにワークスマシンは。 私が乗ってきたF1時代からSB、JSBと(最後のJSBはWITH MEのマフラーで参戦でしたが) そんなマフラーで走ったことはありません。 やはり、エンドは手加工、ワンオフの仕上げがほしい。 本当に自分が付けたいと思えるマフラーに仕上がるまで そこに時間と加工費を費やし、若干のコストアップは仕方がないと思うのは、私の独りよがりかと… しかし こだわって良かったと、いま真に思います。
ただしBMWの排気温度は…かなり高い。 本当に自分が気にいったサイレンサーになるまで、お付き合いしますよ。
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