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2005/05/04(水)
修学旅行記
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こんちわ! ゴールデンですか?
このあいだちょっと押し入れを整理してたら、 中学生の時に書いた修学旅行記がでてきた。
中学三年生の春にいった修学旅行の感想をまとめるのが、 その年の夏休みの最大の宿題だった。
原稿用紙20枚以上が最低条件で、そのころ学校で書く読書感想文などにくらべるとかなりハードなノルマだった。
しかし、結構気楽に考えていて8月下旬の宿題ラストスパートの大目玉としてとっておくことにした。
いざ8月の終わりになって、重いお尻をあげて書きはじめた松子だったが、今と同じくなかなか簡潔にまとめあげることができずに、どんどん長くなっていって、結局原稿用紙200枚を超える大作になった。
自分の首を自分で絞める、とはこういうことをいうんだろう。
ご丁寧に「あとがき」まであり、その中で「私は甘かった。大切な中学三年生の夏休みの最後の何日かを国語の宿題に捧げなければならなかったことに悔いがのこる・・」と述べている。
ちょっと読み返してみたらなかなか面白かった。
出発の日の朝に、予定起床時間より早く目が醒めて、咽がかわいていたから台所に行って、冷えてないジュースを飲もうとしたら、寝起きで握力がないからフタがあかなくて十円玉であけたところから「修学旅行記」がはじまっている。
そりゃ、20枚ではとうていおさまるはずもない。
その後二度寝した時に見た夢をもとにした、イラスト付きの自作の詩まであって、ちょっと引いた。 (サブタイトルまであってしかも意味不明な英語)
修学旅行は2泊3日で東京方面だったが、 読んでても中々東京に着かない。
2度寝から醒めた後も家を出る迄に、旅行用のお菓子を買いに言った時の回想シーンがあったりする。 もしかしたら東京に着くころには20枚のノルマ達成してたんじゃないかしら?
まあ、でも結構おもしろかった。
事前に学級会でバスの席順を決めていたのだけど、東京についてバスに乗ると松子が座るはずの補助席がなく、床に座って一日過ごすことになり、みんなが窓から見える東京タワーに歓声をあげてる時も「松子、見えない・・・」とすねたり、
国会議事堂の前の無駄に広い道にをみて、自分の部屋に一畳分わけてくれたらいいのにと言ってみたり、
東京ドームの屋根は気圧の差で調整してるという話に感動したり、船の科学館での夕食が中華でハンバーグの方がよかったとか愚痴ったり、
その時の心情が昨日の事のように思い出された。
始めての東京ディスニーランドも雨に降られ、 あまり乗れるものがない中、無理矢理乗ったコーヒーカップで、 気分がわるくなり、一時間程立ち直れなかったりもしてた。
最終日には富士山をみて大感激したり、まりもを買ったり、始めてジンギスカン鍋を食べたり、いつ誰に何を買ったかというお土産リストもあった。
冒頭は事細かに記述してあったけど、中盤あたりになると時間との兼ね合いもあってかかなり急ぎ足になっているのが伺い知れた。
また、地元へ向けてかえる際の新幹線の中でのトランプゲームの「大富豪」の様子が一章に渡って書かれてたのもちょっと笑えた。 2回富豪が続いたけどその後平民に落ちたとか、かなり白熱したゲーム展開だったようで、一番イキイキと描かれてたかもしれない。
そのあと新幹線の到着駅から学校迄のバスの中で歌った歌がどれだけ面白かったかということを熱弁して、解散、帰宅後、自宅のトイレで落ち着くとことで「旅行記」は幕をとじた。
かなりリアルに思い出せた。
あん時、がんばって書いて良かったかも。
小学校の時も、高校に行ってからも修学旅行の思い出はそれぞれにあるけど、まさか旅行用のお菓子を買いに言ったとこまでは覚えてないもんね。
うん。書いてよかった。
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