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2005/03/06(日)
ゆ〜き〜は〜ふる〜♪(後編)
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前編より続き〜
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待ち合わせはマンションのロビー。 オートロックが空いたすきを狙って滑り込むと、中には受付があってお姉さんが二人もいた。 マンションではなくホテルのロビーみたいに吹き抜けででっかいテーブルとソファーのセットがいくつも置かれている贅沢な空間だった。
この日の松子夫婦は「お金持ちのボンボンとその妻」という設定だったので、「こんなの物珍しくもなんともないわ〜」「ふふ〜ん、案内係はどこ?」という感じに見えるように勤めた。
ベテランという感じのおばさまが深々と頭を下げて松子達を出迎えてくれた。
まず最初はアンケート。 連絡先や希望の間取り、予算、年収まで記入する欄がある。 とにかくお金持ちのボンボンで自分達はそんなに買う気はないんだけどパパが買えってうるさいから。。。 という設定しかしてこなかった松子夫婦。
なんとかごまかして、とにかくお部屋を見せてもらう。
まずはチラシにでていた52階へ、エレベーターも早い早い。 「すごい、早〜い!」と言いたかったがお金持ちの奥様ならきっと高級ホテルの最上階とかでディナーとかしてるから、いちいちそんなこと言わないんじゃないかと思って、すましておいた。
52階は88,000,000のお部屋。 さっきのアンケートで予算は8,000万円〜9,000万円にしておいたので、本命はこの部屋ということになってる。
玄関は広々としていい感じ。 あいにくの天気で窓の外の景色はいまいち。確かにとてつもなく高いけど方向が余りよくない。 反対側だと東京タワーもレインボーブリッジも見えるのに。。。
じつは松子達モデルルームが好きで、よく冷やかしに行くので無駄に目が肥えてる。
正直ちょいと期待外れなところもあり、お金持ちの演技の部分もあり、わりとテンション低めでその部屋を後にした。
そしてついでに見せてもらう最上階。
こちらは180,000,000円なり。
さっきの部屋より1億円高い。 1億円高いんです。 1億円
もうここに関しては演技のしようがないので、はじめから「ついで」と断って見せてもらった。
玄関から一直線にリビングへ吸い込まれていった。 なんといってもメゾネットタイプの吹き抜けで、天井は5.5メートル。しかも全面ガラスばり。 このまま空へ跳んでいけそうだった。
広さは忘れたけど、40帖くらいあったのかな?もっとあったか? 冷暖房も業務用の物が二台も設置されていた。 キッチンも広々(あまり美しくはなかったけど)して、ここに住んだら毎日がパーティーでしょう。
おもわず歌って踊ってしまった。 しかも軽快に。 足まであがった。バレエ風。(できないのに)
お金持ち振ることも忘れて。
そして二階部分にもバスルームがあり(1階にメインバスルームあり。)そこは一面が窓になっていて、東京の街を見下ろしながら入浴できるようになっていた。
聴くとこのマンションをセカンドハウスにしているやからもいるらしい。
セカンドハウスって。
クソゥ。
その案内のマダムもとっても良い方で、 おそらく早い段階で、松子夫婦の招待を見破っていたにも関わらず丁寧に接してくださった。
悪かったですねエ。ほんと。
疑似金持ち体験に満足して高級高層マンションを後にした松子たちが向かったのは、お馴染み(?)近くのジャスコ。
平日の昼間のジャスコにゴージャス風(あくまで風)の二人は不釣り合いでしたが、夕食のお鍋の買い物を済ませ、帰りは買い物袋からネギも飛び出す、昨日の松子夫婦でした。。。。
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