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2005/11/09(水)
ホタルノハカ
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こんにちわ。 目が熱いの、松子です。
えっと、みなさん「火垂の墓」ってご存知ですよね。
スタジオジブリが手掛けたアニメーション。 大平洋戦争の時に犠牲になった幼い兄弟が主人公。 あのトトロと同時公開のアニメ映画で、 今でも夏休みとかにテレビ放送される例のアレ。
アニメは何度も見てその度に号泣。
で、先日その「火垂の墓」実写版がスペシャル番組としてテレビ放映されたんです。ご覧になられました?
松子はビデオをとっていたんですが、昨日の夜、ようやく時間がとれたので旦那さんと観賞会をしました。
やばい。 号泣どころの騒ぎじゃない。 もう、嗚咽。オエオエ泣く感じ。
アニメとはまた切り口が違って。。。
アニメでは親戚のおばさんが超いじわるなんだけど、実写版では、おばさんの心境とか変化とかも細かく描かれてて、「おばさん悪くないよ〜」と涙ながらに訴えてました。(松子が)
大人も子どももみんな追い詰められて、自分と自分の家族が御飯を食べる事だけに命をかけて。それぞれに戦争で大事な人を失って国に対する思いも複雑にからみ合って、普段なら抱く事のない憎悪に駆られて、みんなめちゃくちゃになってしまう。 戦争が終わって、子どもや旦那さんを失った尋常じゃない状況の中で、必死で御飯を求めて、それだけをみて生きる人たち。
命を失う壮絶さ。生きなければいけないヘビーさ。 想像の域をはるかに越えて、ただ恐ろしかった。
エンドロールで、主役の兄弟の映像と交差するように、中東の子ども達の顔が次々に写し出される。 そのメッセージにまたどうしようもなくなる。
番組が終わっても、リビングで動けなくなった松子たち。
お互いに話をする事もできない激しいショックの中、ずっと二人で泣いていました。
「猿は猿を殺さない。」か。。。
人間は複雑です。
喜びや幸せの感情、助け合えること、一緒に生きていける事、愛する気持ち。この素晴らしいな感情を持ち合わせることができるのは、まるで反対のダークサイドの感情があるからなのでしょうか?そのために持っていなければいけないものなんでしょうか?
戦争はやめましょう 平和に仲良くくらしましょう 子ども達を戦火から守りましょう
そんな訴えと同じだけ争いや悲劇はくりかえすのでしょうか?
松子はなんて貧しい考えをするのでしょう。 はあ、また哀しくなってきた。 目がまだ熱いんです。
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