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2004/09/30(木)
悪夢
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松子の朝は慌ただしい。
大体家を出る40分前に布団から抜け出し、 シャワーを浴びて体中をみがき、 コーヒーをカップ半分飲んで飛び出す。
第一回目の目覚ましは8:45。 これで身体に朝である事を何となく認識させる。
第二回目は9:00ちょうど。 間もなく起きなければいけないと言う事を告げる。
第三回目は9:10。 いよいよその時が来た事を告げる。
そこから約10分布団の中で己と格闘し、9:20に諦めるということになっている。
始めの目覚ましのベルから完全起床まで35分ある。
この間によく夢を見るのである。 というかこの間の夢しか記憶して無いというところか。。。
その記憶というのも中途半端で、 たしかに一昨日変な夢をみて、ウイングスの先生に夢の内容を具体的にお話したのに、もうどんな夢だったか全く覚えていない、という具合だ。
今日も35分のドリームタイムに夢を見た。 がなんの夢か全く覚えていない。 しかし松子は確実に大声で「無理!!!!」 と絶叫しながら飛び起きた。
いったい何がそんなに無理だったのか。 だれかに向かって超不快な気持ちで叫んだのは覚えているのだが、松子とその人の間に何があったのだろうか?
だいたい現実でもあんなに不快な気分にはそうそうならないし、ましてや人に向かってあんな大声で否定語を叫ぶ事なんてまったくない温和な松子だと言うのに。。。。。
夢ってなんだろう?
何のために見るんだい?
松子は嫌な夢をよく見る。 約束の時間に遅れて冷や汗だらけで走ってる夢とか、 彼に浮気されたり、振られたりして絶望の底から這い上がれない夢とか。。。。
しかも決まってその夢の嫌な気分が目覚めてもリアルに残ってる事が多い。
空を飛んだり、ハンバーグ食べ放題とか、そんなまさに夢のような夢はほとんど見ない。
昔よく、もしかしたら夢だと思っているのが現実で、この現実こそが夢だったりして! なんて思ったもんですが、それがホントだったらとんでもなく辛く堪え難い人生だと思う。
でももしかしたら松子にとっての夢は人生の中で辛い役割をしているのかも。
現実では松子はつくづく幸せ者だからだ。
やっぱり物事はバランスなので、現実で余りに幸せ過ぎるとのちのち凄い不幸が身に迫るかもしれない。 それは困るので夢で嫌な思いや絶望感を味わっておく。 実害無き不幸感。だからリアルに気持ちが残るのだ。
なるほど。
ということはなにか?
松子の場合は、幸せいっぱいの夢を見るようになったら危険信号ってことかい???
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