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2004/08/24(火)
新連載 〜 8月の思ひで12
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我々は取りあえず近くの駅に向かった。
A氏、バイク乗りのおじさん、リトアニアガール、ラトビアボーイズ、松子、松子パートナー、そして運悪く昨日の水俣の会で合流し、宿から駅まで送っていくだけのはずだったA氏のお知り合いのお兄さん。
駅前の広場で今後の予定を検討する我々。
目的地は遠く東京。 これだけの人数だし、あまりお金もかけられない。
帰るに帰れなくなったお兄さんが取り出したのはポケット時刻表。 お兄さんは「青春18切符」なるものを利用し、各駅停車を乗り継いで帰るつもりだと言う。
「それだ!」
A氏の決断は早かった。
「青春18切符」は使用可能期間内、JR線なら全国どこへでも、どこまでもいけるという夢の切符。ただし、特急以上の電車には乗れない。従って各駅停車か快速電車でのらりくらり時間をかけて目的地をめざすという代物である。
我々がお兄さんの道連れになるのか、お兄さんが我々の道連れになってしまったのか、どちらにしても我々は「青春18切符」を購入し、お兄さんの時刻表をたよりに、たくさんの路線を乗り継いで東京に向かう事にした。
駅前のロータリーの路上(とにかく人がいない)で昼食を済ませた一行は最初の各駅停車にのった。とにかく第一中継ポイントとなる福岡を目指した。果たして今日中に九州を抜けられるのか???
とにかくA氏はずっと電話をしている。携帯電話でリンリンリン、だ。 車内でラトビアボーイズが先生となり即席英会話教室でイングリッシュをスタディしている間に、福岡の知り合いと連絡がとれたようで、我々の今日の寝床を確保してくれた。やはり今日中の九州脱出は無理なようだ。
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