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2004/08/22(日)
新連載 〜 8月の思ひで11
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この旅二度目のJAFさん出動要請である。
このまま信号前で止まっている訳にも行かないので道路わきにあった、水俣市役所駐車場に何とかバン君を移動させ、JAFさんの登場を待った。
真夏の午前中、人気のない水俣市役所に涼を求めて我々は侵入した。 見るからに異様な一団だったのであろう、それまで遠巻きに見ていた市役所の職員のなかから、年輩のおじさんが代表して我々に質問してきた。
何ごとですか?、何のご用ですか?
代表のおじさんが警戒しながら近付いてくる。心配そうに顔だけ出して見守るその他の職員のみなさん。その気持ちも何となくわかる。 ラトビアボーイズは自国ではこれほど強い太陽光線を浴びる事はないといって、やたらめったら上半身裸になって動き回っていたし、その他のメンバーもすっかり旅にそまって、おおよそお役所には不似合いな風貌。
職員のみなさんの不安を取り除くべく、これこれこう言う訳と説明させて頂くと難無く理解を得、しばらくの滞在を許可して頂いた。 そればかりか、暑い中大変だろうとジュースの差し入れまでして頂いた。 ほんとに有り難い。
しかし、その後到着したJAFさんのお言葉は有り難いものではなかった。 なんとバン君が御臨終だというのだ。 昨日のオイルもれが完全になおっていなかったのか、昨夜一晩でタンクのオイルがすっかりからになっていたらしい。エンジンが焼けてしまって、もう一歩も走れないのだ!もうバン君は走れないのだ!!!ガ〜ン!!!!!
バン君を引き取るためにA氏が知り合いの業者を呼び寄せる。(この方は日本中に知り合いがいる。そしてどの人もA氏のコールですぐ駆け付けてくる)
今までともに旅を続けてきたバン君に最後のお別れをした。バン君良く頑張ってくれた。ごめんよ。そしてありがとう。。。。
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